ベランダで、ピンクの芙蓉の花が咲き出しました。
本来は、7月から8月にかけて咲く夏の花ですが、
ベランダではいつも10月に咲きます。
ほぼ同時に育てている白い方は、種から育ったもので、
ピンクは園芸店から花付きの株を買ってきたものです。
どちらも夏ではなく、今の時期に咲きます。
コンクリートづくめのベランダは、夏は猛暑による照り返しで大変です。
近くにあるJRの駅は、夜中でも電気がついていて明るい、
という環境で、
「夏に咲くのはやめよう」
ということになったのでしょう。
秋に咲く方が花色が濃く、
大輪で、惚れ惚れするほど美しく、
花弁がしっかりとして長持ちします。
「この季節に咲く」と決められた、
誰もがこぞって咲く季節に咲かないかわりに、
「より美しく、長く咲き続ける自分自身」
を手に入れました。
それは、季節をほんの1か月半、ずらすだけでよかったのです。
皆と一緒に賑やかに咲く夏と、
より美しく大きく、孤高に咲く秋と、
自分だったらどちらを選ぶのだろうかと、
ちょっと考えてしまいます。

