前回の続きです。
まわりにあまり仲間がいない状態で成長した孤独相のトノサマバッタは、
後ろ脚が発達した、跳ねるのに適した体をしており、
環境になじむ緑がかった体色で、天敵から身を守れるようになっています。
まわりに仲間がたくさんいる状態で成長した群生相は、黒い体色で、
孤独相に比べて翅が長く、
高い飛翔能力をもち、えさを求めて集団で飛び立ち、広範囲に移動します。
気性が荒く、食の範囲が広がり(孤独相が食べないものでも食べる)
ものすごい大食で、集団で作物を食べつくす。
これを人間に当てはめると、
孤独相は平和的、群生相は好戦的ということになります・・・
・・・いろんな視点で見ることができますが、
「食」にフォーカスしてみたいと思います。
幅広くいろんなものを食べられるということは、
食べる能力が高いと言えます。
ですが、人間の進化の過程で、
火を使えるようになり、
煮炊きしたやわらかいものを食べられるようになったというのがあります。
「食べること」に使うエネルギーが少なくなったため、
大きな顎と歯、強靭な消化器官がいらなくなり、
エネルギーを「脳と精神」に使えるようになった。
それで、心と知能が発達したのです。
以前、鉄と土のことを書いていた記事にも書きました。
人間は、進化していくほど「食べること」に、心身のエネルギーを使わなくなります。
それで今、食の見直しが行われている。
肉食・化学添加物入りの食品など、
本来は食べないはずのものを食べるようになり、
必要以上の大量食いによって心身を損なっている人間世界に、
今、浄化が入っているのである。
わたしたち人間は、驚くほど少ない種類・分量の食べ物で
生きていくことができます。
・・・だいぶ話がそれました。

