国鉄駅わきの街路樹に作られた巣は、
5月の初旬になると、4羽のヒナが生まれていました。
まだ小さくて、巣の奥に隠れてしまってお写真に写りません。
親鳥は、巣にいたりいなかったりです。つがいのどちらかが周囲にいて、
巣にいないように見えても、かならず視界に入る範囲で見張っているのだそうです。
スマホ動画で小さいのですが、親鳥が巣にいるところを録画しました。
餌をあげている様子が入っています。
4羽のヒナがいるのですが、1羽だけ小さくて動きが少ないのがいます。
それで、3羽しかいないようにみえます。
高々と口を開けている、大きくて活発なヒナがいますね。
気になって調べたのですが、鳥の親は「すべてのヒナに平等に餌を与える」という心遣いはしないそうです。
とまった場所のたまたまそばで口を広げているヒナや、
大きくて目立つ、よく広がる口を持ったヒナに与えるのだそうです。
なので小さかったり動きが弱かったりすると、餌をもらえるチャンスが低いのです。
生まれたばかりですでに生存競争があるなんて、
なんだか、かわいそうですね。
先に卵からかえったヒナのほうが、体が大きくて有利。
小さくて弱々しい末っ子は、育たないことが多いそうです。
兄弟姉妹間の生存競争に敗れて。
調べたところによると、一番最後にかえった末っ子ヒナは「保険」のような存在だそうです。
ほかのヒナが外敵や病気などで命を落としたときのための、
代わりに命をもらえる、ただそれだけの存在。
人間の感覚だと、そんなのかわいそう、なんとかしてあげたい、
となりますが、
生まれ落ちた順番で決まっていることは、背負って生まれた運命です。
4番目に生まれた末っ子のヒナは、弱々しく動き回るだけの短い生命を全うして、
それで満足して天に帰っていきます。
自然の法則でそうなっているのだから、これでいいのです。
