輝くような黄色のカロライナジャスミン。駅前の大通公園の入り口で、いつも桜と開花と同時に咲きます。
周囲にたくさんある桜並木の入り口に、2本あるだけなのですが、
あまりにも美しい黄色い花が、とてもとても人目を惹き、
ピンクの桜がただの背景と化してしまいます。
ジャスミンという名がついていますが、ジャスミン・ティーとして親しまれる本来のジャスミンとは別の種類で、北アメリカ原産。
「まるでジャスミンのように美しいから」というような理由で、この名が付いたということです。
柔らかい芳香も持っているし、病害虫に強く丈夫で扱いやすいし、
何といっても見栄えがするのでガーデニングに好まれ、植物園などでもよく植えられています。
ですが、ただ美しいだけではありません。
非のうちどころのないように見えるこの花が、全草に毒がある有毒植物で、
特に根と蜜は人間にとって要注意だと、調べて知って驚きました。
芳香漂う花を摘んで蜜を口し、命にかかわる中毒症状を起こしたという事件が後を絶たないそうです。
・・・そんな事情にも関わらず、
人間たちに好まれ、
公園の入り口でひとことの弁解もせず、
黄金の輝きを放ち、堂々と咲き誇るカロライナ・ジャスミン。
その美しさには何の陰りもなく、うしろめたいそぶりも見られず、
毒を持っていることさえ隠そうとしません。
自身の持っている輝きに確固たる信頼を置いているから、
人間たちに媚びる必要がないのだと思います。
自分を信じるとは、こういうことですね。
