前回の続きです。
高速道路を降りたすぐのところに緑がいっぱいの遊歩道ができています。平日は人の姿がほとんどありませんが、土日などにランニングをしている人などがときどき見られます。
朝の限られた時間なので、全部を歩きとおすことができないのですが、結構長くて、この埋め立て地の先にあるレジャーランドに続いているのだと知りました。
すぐそばをトラックがひっきりなしに走っています。少なくとも見た目にはやさしい、計算しつくされた緑です。蝶がひらひらと飛んでいくのにも出会います。鳥の声もします。
秋になってコオロギの声で一杯になりました。今、トラックの音に負けないくらい賑やかです。この遊歩道があって、とてもうれしく思います。
歩道の脇には緑の木がけっこうぎっしり生えていて、そばにいくと涼しいです。植物は、天然の冷房ですね。
木陰で涼んでいると、ここが埋め立て地であることが信じられません。
近くのビルの脇にある植え込みです。
工場も、倉庫もオフィスビルも、どの建物もこのように幅広い植え込みの中に建っています。この土地は、環境のための緑化にいっしょうけんめいです。おそらく、建物をつくるときは緑を植えるという決まりのようなものがあるのではないかと思います。
人間の手で植えられた植物は人工のみどりですが、それでもいいのです。植物があれば昆虫も集まって来るし、土の中の微生物も増えます。鳥たちもやってきます。
私はこのような人工のみどりを見ていて、福島に帰省したときによく行く沼のほとりの景色がフラッシュ・バックすることがときどきあります。
蓮沼と呼ばれている沼の周辺は、野生の緑で溢れています。私はここがとても好きで、帰省した時に時間をみつけてかならず行きます。
埋め立て地の遊歩道は、福島のこのような緑の清々しさにはかないません。ですがなんとなく共通するものを感じます。
たぶんどちらも地球環境の改善という役割を担っている土地だからだと思います。
植物を植えるのは、環境改善の基本です。みどりの芽が育つところには、生き物の循環が自然と出来上がってきます。葉の緑の色は、地上に生命があることの証であると思います。


