前回の続きです。
毎朝行く東京湾沿いの公園で、いつも見かける鳥がいます。
調べてみるとセキレイの一種で、日本では水辺でよく見かける鳥だとわかりました。
スズメと同じくらいの大きさですが尾が長いのが特徴的で、白と黒のコントラストがよく目立ちます。
ピッピッという高音の鳴き声、長い尾を上下に振って走り回る姿に、毎朝ほのぼのと癒されています。
セキレイは日本では古くからいる鳥です。尾尻を上下に振りながら歩く姿から、イザナギ・イザナミに夫婦和合の仕方を指導した鳥だと「日本書紀」に記述があります。
人を恐れず、雄雌仲睦まじいことからいろんな呼び名があるそうです。個人的には恋教鳥(こいおしえどり)というのがたいへん気に入りました。
いつもはや足で歩いていたかと思うとあっという間に飛び立ってしまって、なかなか写真に撮るチャンスを与えてくれません。
どうしても記事にしたいから、今日こそ何としてでも写真に撮らなくちゃ、と意気込んだのは一昨日のことです。
朝、いつものように公園に行くと、声はするのですが姿が見えません。ベンチに座ってしばらく待っていても一向に現れてくれず、とうとう出社の時間になってしまいました。
仕方ない、あきらめるか、と思ったのですが、、、
最後のダメ押しで「セキレイさん、一瞬でいいから出てきてちょうだい。写真に撮るだけだから」
と心の中で話しかけてみました。
・・・・やっぱり現れません。
とうとうあきらめて立ち上がり、公園の出口に向かったその時です。
後ろの空からからサーっとやってきて、出口の前の歩道に舞い降り、斜め後ろ向きの姿で静止してくれました。
バッグにしまったスマホカメラを取り出している間も待っていてくれて、シャッターを押して撮影することができました。
角度を変えて2回撮影したところで、また空に帰って行ってしまいました。
鳥って人間の気持ちが伝わるんですね。だからこそ、初(うぶ)だったイザナギ・イザナミに男女和合の手ほどきをすることができたのだと思います。
この鳥のおかげで、日本の国生みが行われたのです。
