鯛よし百番
アーキフォーラム2007-2008『国境と建築』の打上げで、コーディネータや裏方の方々とともに、鯛よし百番に行って参りました。
昔の遊郭ですね。建物の中へ入ると、陽明門・三条大橋の欄干・住吉大社の太鼓橋など、が登場します。
その他にも東海道五十三次を描いた壁の彫刻など天井や壁のいたるところに、さまざまな装飾がありました。
まさに浮世離れした別世界を作ることが目的だったのでしょう。
以前、山口の萩で元・遊郭という旅館を宿にしたことがありまして、そこはそこでとても風情がありましたが、今回のものは全く異質でした。風情というよりは妖艶。
部屋の襖も金箔貼り(本物じゃないと思いますが)でしたし、往時はさぞ活気と妖気に満ちたパラダイスだったのだろうなぁ、と。
大正建築の中にこうしたものが登場するのは、少しビックリです。
次のアーキフォーラム2008-2009シリーズはこの秋にスタートの予定です。
コーディネータは 家成俊勝さん(dot architects)・香川貴範さん(SPACE SPACE)・米津正臣さん(竹中工務店)の御三方です。
毎月末最終土曜日夕方に大阪本町はTOTOテクニカルセンター内にて行われております。
関西圏の方は、ふるってご参加のほど、よろしくお願いいたします。
日本構造デザイン賞
佐々木事務所の先輩である小西泰孝さんが第3回日本構造デザイン賞を受賞され、その受賞記念講演会とパーティーに参加してきました。
その他の受賞者は阿蘇有士さん(川口衛構造設計事務所)と細澤治さん(大成建設)
皆様、受賞おめでとうござます。
川口衛先生や青木繁先生といった大御所を筆頭に過去の松井源吾賞の受賞者を中心として構造界の大先輩方が大集結の賑やかな会でした。
青木先生の『構造家』という言葉に対する思い、それを否定されJSCAが現在の名称となった過去の出来事・歴史を知り、今の自分がいかに恵まれた環境にいるか、ということを強く感じましたし、播繁さんの「建築家を介して社会に伝えるのではなく、構造家自身が社会に直接発信しなくてはならない。」という言葉にもまた、感じるものがありました。
偉大な先人たちが開拓し耕してくれた、つまり、種さえまけば勝手に実がついてくれるような土地で、今の僕はこの仕事をさせていただいているのだ、というような感じでしょうか。
環境に甘え、食い散らかすだけのようなことにしてしまわないよう、気を引き締めなおして頑張ります。
雲丹
京都の20代若手建築家、牧野研造さんよりいただいた雲丹の塩漬けをスタッフYと共に食しています。
非常~に、美味、です。
明日は朝から東京で打ち合わせが3件予定されている上に、随分前に終わった住宅の竣工図を急に欲されたため、本日はひたすら作図と資料作成。
ひととおりの資料が完成したので、スタッフと軽~く、締めの一杯を飲んでおります。
美味しい雲丹のおかげで、缶ビール(正しくは発泡酒)までもがいつもにまして美味しくなってます。
資料もバッチリそろえたし、明日が授賞式の先輩K氏への祝いの品もカバンに詰め込んだし、あとは家に帰って一眠りして、出発するだけ。
新幹線が遅れてしまわないか、それだけが心配です。
建築技術9月号
建築技術9月号 の
連載 構造デザインの歩み(第六回)
において、執筆記事
No.23 構造計画とディテールが導く建築の多彩さ
が掲載されています。
すみだ生涯学習センター(建築設計:長谷川逸子、構造設計:梅沢良三)
についての記事です。
梅沢事務所(IRONY SPACE)へインタビューに伺ったのは随分昔のことのように感じます。
ご購読のほど、よろしくお願いいたします。
五山の送り火
8月16日は五山の送り火。
今日は夕方で仕事を切り上げて18時前に実家へ。
庭でバーベキューをして午後8時から近くの賀茂川畔へ出て、
大文字と船形を見ながらお精霊さん(おしょらいさん)をあちらの世界へとお見送りするというのが、我が家の年中行事です。
終わったあとは、庭で花火をして、五輪の野球観戦。
最後は惜しかったですね。
9回の攻撃は、出来うれば阿部には、ライトフライなり一二塁間のゴロで、5-4・1アウト3塁という形を作ってもらいたかったところですが、そうは簡単にはいかないのでしょうね。
あと、ボルトの勝ち方もえぐかった。あの流し方で9.69は尋常ではないですね。
想像をはるかに超えた人間の凄さを見られるという意味で、国籍など関係なく五輪は素敵です。
こういう祭典が見られるのなら東京五輪も応援しなくては。。。
他の種目も含め、選手の皆さん、頑張ってください。
貴船
「お盆期間に恐縮ではありますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします」
という類のメールが今週に入り、計4プロジェクト。
って、おい。。。
送りつけるだけ送って自分はササッと休みに入るような相手なら、こっちも盆休み明けまでは検討はしませんが、相手が休まず頑張っているなら、こっちはそれよりもちょっとだけ多く頑張る、というのがうちの事務所の流儀です。
と同時に、京都に移って帰省する必要がなくなったので、お盆でも会社に出れてしまうのはよくないな、と思う今日この頃。
こんな忙しい盆ですが、兄夫婦や弟などが帰省してきたこともあり、両親含め家族で貴船へ涼みに行ってきました。
川床の上は気温と湿度のバランスが良くとても気持ちよかったです。
もちろん、御料理もとてもおいしかったです。
Googleマップのストリートビュー
Googleマップにストリートビュー機能がついたわけですが、
そりゃ、凄過ぎる、という言葉を通り超えた凄さなわけで。。。
過ぎたるは及ばざるが如し、と言う言葉を軽く超越しています。
担当しているプロジェクトの敷地の様子など、そりゃものすごくよく把握できるので、便利になりました。
建築好きにとっては、もう、たまらん!!と言うくらい凄い機能だと思います。
が・・・、自宅までもが、ばっちり高解像度で見れてしまうというのはちょっと、やりすぎというか、正直、やめてくれ、と思いたくなるくらいです。
プライバシーもへったくれもありません。
住所を打ち込めば、どんぴしゃでその場所まで連れて行ってくれるので、
「なんだ、あいつの家、へぼいじゃねぇか」
とか、
「あんな車に乗ってやがる」
とか、丸分かりです。
洗濯物だって映ってるかもしれません。
見たい気持ちと見られたくない気持ち。
知りたい気持ちと知られたくない気持ち。
全く同じ情報でも人によって捉え方は異なります。
両立させるのは、結構難しいのかもしれません。
最近の更新頻度が下がっているのは、実は、そのこととも関連していたりもします。
二川幸夫講演会
アーキフォーラム2007-2008シリーズの最終回講演がありました。
講師は、二川幸夫氏。
よくぞ関西まで来てくださいました。
コーディネータの方々、よくぞ呼んでくださいました。(拍手)
奇跡です。
講演自体は、今の若い人たちに伝えたいことを自伝を中心にノースライドで2時間半にわたり語ってくださるというものでした。
惚れ惚れするような「生き様論」でした。
俗な言葉で言えば「オレ様伝説」。
「建築とは」、「建築家とは」、について語られていたその内容の多くの部分が、佐々木さんの下でみっちり教わってきたこととほぼ同じであったため、言葉がものすごくスムースに浸透してきました。
裏を返せば、まだまだまだまだ全力で頑張らねばならない、ということの再確認でもあったわけですが。。。
1%の白と99%の黒があるとして、結果をおそれず1%を目指す美学あるいは生き様。
シロとクロの間にもいい色がありそこにも評価されるべき個性があるというあの応援歌も、甘っチロく思えてしまうようなお話でした。(あの歌も、究極的にシロを目指してきた人たちのために捧げられた応援歌なのだとは思ってますが。。。)
それはそれはもう、たくさんの勇気をいただけました。
頑張ります。
UNIQLOCK
本ブログ右側上部のスペースに、UNIQLOCKを設置しました。
アメブロにも貼れてしまえるんですね。。。
何種類くらいの映像があるのかは知りませんが、
中には、彼女たちがあの図書館の中で踊っている映像が登場します。
(全て見たことはないのですが、おそらく偶数時の場合です)
自分が関わることのできた建物が、このようなクオリティの高いWEB広告に登場していることは名誉ですらあります。
祝!ヴィヴィッド・テクノロジー増刷決定
おかげさまでヴィヴィッド・テクノロジー が増刷となりました。
多くの人に読んでもらっているという事実が、ただただ嬉しいです。
どうもありがとうございます。
今度は1000部しか刷ってもらえませんので、まだお持ちでない方は、是非お買い求めください。