喫茶茶会記中国茶会Vol.12 『雛の茶事』 開催御礼 | 俳茶居

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       義仲寺や秋立つ空に塚二つ (呑亀〉

 喫茶茶会記中国茶会Vol.12 『雛の茶事』 開催御礼

「雛の茶事」設え (2018年3月3日撮影)

 

   ながく中国茶の茶席で淹れ手を務めている。喫茶茶会記中国茶会も今回で12回目となった。回を重ねるごとに、お客様との関係も少しずつ変化があるように思える。又、お客様同士の距離感も変化が起こって来ている。初めは受け身であったお客様も、何度かおいで頂く中、淹れ手との会話だけでなくお客様同士の会話が増えてきているように思う。その会話は茶席ごとに違う。「一期一会」、その場を共有した人達だけの世界が茶席の数だけ出来あがる。ただその日頂いたお茶だけが同じ物だ。ひとつのお茶から人は無数の想像力を広げ茶席に遊ぶのである。遊ぶ場所は、飲んでいる茶葉が作られた茶畑にやがて収斂されていく。一葉の茶葉から私達は、茶葉を育んだ山水、大自然の力(魂)を身体に溶かしているのである。

 喫茶茶会記中国茶会Vol.12 『雛の茶事』<2018年3月3日(土)>においで頂いたお客様に心より御礼申し上げ、スタッフ一同さらなる研鑽を重ね次回に臨む事とする。   多謝 再見                      俳茶居

 

ガラスの内裏雛、紅・白梅、フェルト製茶壺(Fさん作) 

 

  茶譜

喫茶茶会記中国茶会Vol.12 『雛の茶事』

  2018年3月3日(土)

於 : 四ッ谷三丁目 綜合藝術茶房 喫茶茶会記

1回目13:00~14:15 

2回目15:00~16:15 

Mさんお手製のオリジナルスィート

 

口上

雛祭りは健やかな女子の成長を願う祭。元々旧暦3月3日(新暦2018年では4月18日)の行事でしたが、明治期より新暦で行われるようになりました。「桃の節句」と呼ばれるのは、その頃が桃の花の季節と重なっていたからだと言われています。

 『雛の茶事』、春にはなったのに寒い日がぶり返す三寒四温の候、美味しい中国茶でほっこりと温まっていただければ幸いです。

 

Mさんの揮毫の茶譜表紙

 

茶譜

○白 牡 丹  福建省寧徳市福鼎   

〇奇莱山高山茶  台湾南投県奇莱山  

○小 紅 袍  福建省南平市武夷山 

ウエルカムティー  檸檬紅茶

 茶菓子 創作スペシャルスィート

 春敲門(名古屋 きよめ餅総本家) ひなおこし(大阪 つのせ) 

ぬれ甘チョコっと(東京 花園饅頭)

 

奉茶人・スタッフ  渡辺隆徳    村田亜樹   俳茶居

 

四ッ谷三丁目「喫茶茶会記」に設えも馴染んできた