真冬の日曜日 喫茶茶会記茶会Vol.8『下萌の茶事』始動 | 俳茶居

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       煌々と唐十郎の夏帽子 (呑亀〉

真冬の日曜日

喫茶茶会記茶会Vol.8『下萌の茶事』始動

 

新宿御苑の寒桜(2017年1月28日撮影)

 

喫茶茶会記茶会の今年の活動がスタートする。2017年3月4日(土)、喫茶茶会記茶会Vol.8『下萌の茶事』開催に向け打ち合わせ練習会が、会場となる四ッ谷三丁目喫茶茶会記で1月29日に行われた。久々の全員集合となり、スタッフのやる気が伝わった。一番の重要事項は茶葉を決める事。約3時間ほとんどの時間お茶を飲み続け、季節感・話題性などスタッフの意見交換がなされ、茶葉は大体決まった。ほっこり温まる系がやはり基本のようである。2月中に練習会を重ね本番に臨みたい。

香り高き蝋梅

 

昨年夏、お店のご亭主から茶会記茶会の定例化の話を頂き、年4回の中国茶の茶会が開かれることとなった。これまでの茶席運営やスタッフの意気込みを見て、ご亭主が英断されたのだ。チームスタッフは私を入れて四名。昨年秋一人が日本中国茶普及協会の研修を受けアドバイザーになった。皆さん熱が入って来ている。3月4日のパフォーマンスに是非ご期待願いたい。

 

紙に包まれていた不思議な烏龍茶「漳平水仙」

 

花の蜜をめぐって鳥たちの生存競争が繰り広げられる

 

この時期新宿御苑に寒桜を毎年見に行く。日本庭園にある2本、今年もしっかり咲いていた。誰に教わることもなく、毎年花を咲かせる生命の不思議。冬の日差しはあるが凍える寒さの中、花の蜜を求めてやってくるメジロとヒヨドリの縄張り争いが酷い。メジロは一方的に追い払われる。しかし一旦撤退しても諦めてはいない。しばらくすると、またメジロの天下となっている。そんなことの繰り返しをぼんやり見ながら、真冬の青空を久々に目から体に染み込ませた。      俳茶居

静かに語りかけて来る貴婦人(伊藤雅風展:2016年12月17日うつわノート)