患者と医師の思考乖離
ネット社会は患者さんに情報過多をもたらし、良い意味にも悪い意味にもなる。9月某日70代前半女性:高血圧症、脂質異常症、乳癌術後などで定期通院中。先日、めまい精査のためA病院耳鼻咽喉科のめまい外来を紹介。部長のB先生からは診察のみで心配ないという返事をもらっていた。不要な検査をしないし、不要な薬も出していないので、紹介した私としては満足であった。「心配ないので様子をみて下さいと、返事がありましたよ。良かったですね。脳にも原因がなかったようで・・・」「先生、紹介してもらったのに悪いですが、その後自分でC耳鼻咽喉科クリニックへ行って、検査をしてもらい、薬ももらい良くなりました」「はあ?!そうだったんですか・・・・」A病院のB先生に診てもらったら納得するだろうと思っていたら、みごとに的外れだった。丁寧な診察のみでは納得いかず、薬も出してくれなかったのが不満だったらしい。無駄な検査をしないことや無駄な薬を出さないことも良い医療と思うのだが、患者さんの考えもいろいろだから仕方ないか?「病院の偉い先生」もこの患者さんには合わなかったようである。