別の部署の先輩Kさんがイタリアに行ったというのを聞いていたので、


飲みで一緒になった時にそのときの話を聞いてみた。


いつ行ったんでしたっけ?みたいな感じで。


去年の冬らしい。そういえばそんな時期の話だったかな。



で、僕ももうすぐ行くんですよ。となるわけだが、


一人で行くってことを言ったら、


妹を紹介する。とKさんがおっしゃる。


なんとミラノに妹さんが住んでいるらしい。彼氏と一緒に。



そうなんですか、じゃあぜひごはんでもご一緒させてください。10日も一人じゃ寂しいんで。


ということで、妹さんに連絡とってもらうことに。




で、今日Kさんからメールもらう。


妹いつもヒマしてるから会えそう。と。


で、僕がミラノにいるのは4日間なので、


その間で会える日を連絡とって決めましょう。ということになった。




これは渡りに船というかなんと言うか。


向こうに連絡取れる人ができたってのは心強い。


でも初対面でご飯食べたりって緊張するなあ。


でも見知らぬ土地で知ってる(少なくとも素性は)日本人とかに会ったら信頼しきっちゃうんだろうなあ。



などと軽くテンション上がったのであった。





実はもう一人ミラノに知り合いがいる。


以前同じ部署にいたイタリア人Jさん。2年ほど一緒に働いて、イタリアに帰っていった。


その後もう2年くらい会ってないから、僕のことは忘れられてるかも知れないけど、


日本人の彼女連れて帰ったみたいだから日本語はまだちゃんと使えるだろう。



そろそろ彼に連絡しようと思っていたんだが、それはこの妹さんとの予定が立ってからだな。


到着日ぎりぎりにメールしても怒らんでね、Jさん。



昨日、高校のときの友人の結婚式で東京にいってきた。




朝一の新幹線に飛び乗って、永田町に9時前に到着。


頼まれてた受付もあっさり終わり、


式と披露宴もなかなか良かった。新婦が音大生なので音楽祭りだ。


てか、式と披露宴同じ場所でまとめてやるのは初めてだわ。





で、披露宴の時、隣に座ってたお兄ちゃんが2次会の幹事をやるらしいので、


「なんか手伝えることがあれば言ってください。」って言ってみたら、


じゃあぜひ、ってことで、


一緒に出席してた友人一人と、2次会手伝うことに。



2次会では手伝いとして早めに会場入りし、打ち合わせして本番。


受付して、照明操作して、BGM流して、映像流して、


ってどんだけやってんねん。


うちらおらんかったら誰がやってたんだろう。。



まあでも、そのお兄ちゃん。


イベント会社に内定が決まったというだけあって、司会もなかなか板についている。


余興のクイズも、


新郎新婦の新居にビデオを入れて新婦にインタビューした映像クイズで、


けっこう面白かった。


ついついこっちも夢中になって、ビデオの操作が滞ったり。



ま、どうにかこうにか無事終りましたとさ。






長かった一日が終わり、


今日はぶらぶらすることに。


とりあえず、まえから決めていた「ウルビーノのヴィーナス」展にいく。



上野駅に着いたら、すごい人だった。


これはチケット買うのに並ぶかな?と嫌な予感がしたが、


国立西洋美術館の前はそれほどでもない。


なんだろう、花見の人だかりかな。



チケットは並ぶことなく買うことができたが、


それでも、美術館の中に入ったら相当な人の数だ。



オーディオガイドを貸し出す所に人の列ができていた。


いつもは、鑑賞の邪魔になるんじゃないかと思って見向きもしないのだが、


今回なんとなく、オーディオガイドを借りてみる。


本日のメインイベントはこの展覧会だってこともあり、


せっかくだからみたいな気持ちがあったのかもしれない。




ヴィーナスをテーマにした展覧会、その流れは、



まずギリシャ、ローマの彫刻作品でヴィーナスの紹介をし、



次にメインの、ルネサンスからマニエリスムのヴィーナス。


これはウルビーノのヴィーナスと同じ構図の作品をクローズアップしている。



最後に、ヴィーナスにまつわる神話の題材ごとに作品をまとめたコーナー。


こんな感じだった。





オーディオガイド。


これがけっこう良かった。


単調な説明をだらだらするだけなんかな、という偏見があったが、


これが大間違いで、


雰囲気のあるBGMがあり、


男性女性のプロフェッショナルな口調の解説が耳に心地よい。



なんというか、新日曜美術館のような雰囲気。


しかもTVではなく、実物を見ながらなのだから、これはリアル新日曜美術館だ。



いつもなら解説と作品を交互に見比べるが、作品見ながらで解説が頭に入ってくるのもいい。



操作もストレスレス。


500円払った価値がありました。





そして、肝心のヴィーナス。


愛の女神だ。


子供はキューピッド。



愛欲は身を滅ぼす、という畏れと、


それでも愛さずにいられない、という欲求。



そんな矛盾にあふれた永遠のテーマを、


ある時は素直に、ある時はシニカルに、


人はさまざまに考え、表現をしてきたんだなと興味深い。




まあ能書きはともかく、


どのヴィーナスもみなきれいだった。



とくにティッツアーノの「ウルビーノのヴィーナス」は別格だ。


さすがはタイトルロール。


ふえ~、とうなってしまった。



ヴィーナスの目は、これから甘い物語が始まるかのようにこっちへ訴えかけ、


肌は、思わず触りたくなるようなぬくもりとサラサラな肌触りが感じられる。



存在感がある。





いやあ、今日は観にきてよかった。


このまますれ違ってたら、


一生観れなかったかもしれなかったもの。


このティッツアーノ以外にも、展示されていた作品のうちウフィッツィ美術館蔵の作品は多くて、


すれ違い候補がまだほかにもあったんだなと。




そんなこんなで満足したので早めに帰阪。


明日からまたドタバタの日々だ。

数ヶ月前に中途入社してきたHさん。


企画の部署に配属された彼女は、


その清楚なルックスとお嬢様っぽい出で立ちから、男性社員の注目を集めている。


愛称は、下の名前からとって、さっちゃん。



僕もさっちゃんのいちファンとして周囲にアピールし、


仕事で絡む際には、それは丁寧な対応を心がけていた。




先日、開発関係の部署が全て集まる会議があり、


そのあと懇親会ということで立食パーティーが開催された。



最初はカンパイしたビールを片手に近くにいた人たちと談笑するも、


料理周辺の人ごみが少なくなってきたのを見計らって、食べ物をとりに行った。


こういう立食系って、しっかり食べるよう気をつけないと、ついつい飲んでばっかりになってしまう。


すきっ腹に酒を入れていくので酔いやすくなるのだ。




料理を皿に盛っていると、テーブルの反対側に唐揚げを見つけた。


でも取りバシがあっち側を向いていて手が届かない。


「唐揚げ遠いなあ…」などとぶつぶつ言っていると、


「コレ使って取ったらどうですか」と、隣からフォークが差し出された。


スパゲッティを取るためのフォークをすすめてくれてるのが、そのさっちゃん。


「突き刺したらとりやすいでしょ。」と、さっちゃん。


「あ、どうも」とそのフォークを借りる。


唐揚げにフォークを突き刺すと、皿に置きなおすのが難しいので、そうはせずにすくい取った。




ここは流れとして、彼女のグラスにビールを注ぎいれ、返杯。


折角だし、しばらく話をしようかしらん。



さっきの会議中に、さっちゃんが外語大出だという話が出ていたので、どこなのか聞いてみる。



この近くの大学らしい。



で、専攻は。



国際なんたらかんたら。2ヶ国語だとか。



何と何?



英語とイタリア語。



あらら。



どうもイタリアへは何度も行ったことがあり、長期滞在もしているらしい。


というわけで、自分も来月行くということを話し、現地のオススメを聞いてみる。



ローマならバチカンがいいとのこと。


コロッセオとかトレビの泉とかじゃなくてだ。


なるほど。


じゃあローマの滞在は限られることだし、バチカンに絞って回ろう。


さっちゃんが言うなら間違いない。



そっからあとは、


今海外ドラマを英語字幕で見ながら勉強してるとか、


それはLOSTを観てるんだとか。


そんな共通点も多かったのでひたすらにしゃべり続けた。


仕事中はわりとクールで物静かなさっちゃんが、こんなに自分からしゃべりまくるなんて意外だ。



しかし、今は社内の懇親会中であって、合コンではない。


男女2人で話こんでるのは僕らだけなことに気付いていたので、


タイミングを見計らって他の輪に紛れ込んでいった。




飲み物を変えたついでに、自部署の同期のところに行く。


同期は開口一番、「さっちゃんとらぶらぶだったね」とおっしゃる。


あらら見られてましたか。


「みんなで、あそこの2人気持ち悪い。って言ってたよ。」


気持ち悪いとは失敬な。


ついついそうなってしまった言い分も聞いてくださいな。




まあ、とにかく、意外なところにイタリアフリークがいて、


それが現時点のアイドル的存在で、


イタリアいくなら香り系のお土産が欲しい、というとこまで接近できたのは良しとしよう。




そんで、バチカン詳しく調べておこう。