とある漁協さんの課長さんから
コンブの種苗生産について教えて欲しい
というお話しがありまして
「いつもお世話になっておりますし、種苗に関してはお互い助け合って行かなくてはなりませんので、私に解ることでしたらなんなりと」
って回答していたんですが
先日
「例の件で明日行ってもいいですか?」
突然電話があり
「え?まあ・・・・はい」
などと曖昧な答えをしておりましたら
翌日、その漁協の理事さん2名と職員3名で登場
「えっ?」(汗)
理事さんが
「技術は田老さんが上なんだから、恥ずかしがらねえで何でも聞げ。必ずなにが違うどごがあるはずなんだ。」
って職員をけしかけてました
職員が躊躇してると
「聞ぐごどはなんにも恥ずかしいごどではねえんだ。聞いで技術を上げる。そしていずが田老さんを超えろ。そうやってお互いに技術を上げで行がねえばねえ。」
理事さんがそうやって職員を引っ張ってくる
(すげえパワフルだなあ)
「何年が経験を積めば技術も上がってくっと思うんで、その間、などが面倒見でやってください」
ってお願いされました
大きな組合の理事さんが私のような者にそう言って頭を下げる。いやはや、恐れ入ります
でも、基本的にやってることに変わりはないんですけどね
違うとすれば感覚的なところ
エアレーションの強さとか
水を替えるタイミングとか
口では表現できないような部分
↑マンサイズコンブ。種苗生産と養殖漁業者の技術で岩手でもこんなのができます(2016年)
そういえば、震災で県内のコンブ種苗生産室が軒並み流失したときには当時の組合長さんが
「コンブ種苗をなんとか供給してください」
って、わざわざいらして頭を下げて行かれましたっけ
職員も役員も一緒になって、というか役員が先頭に立って水揚げ向上のために動く
すごいです
オラも負げねえようにがんばらねば
お互いに助け合うのは当然ですけど
技術で超えられるわけにはいかないので(笑)