小説家 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 今日も濃霧です

 海は良くもない、悪くもない中途半端な波で

 口開けもできず

 アワビも放流できず

 でも、今日は大安なので、養殖乾コンブの収穫を始める方が続々と出てきました

 

 

 さて、先日、本屋をうろついてましたら

 キレイな山の写真が表紙になった文庫本がありました

 たぶんヒマラヤとかの高い山で

 画角から考えて山に登らないと撮れない写真

 

 おっ!

 

 手に取ってみると、著者は登山家で写真家で小説家

 最後の冒険家の著者

 石川直樹さん

 

 即買いして読んでみると

 南米とかヒマラヤとか、世界各地を旅をした旅行記のような内容でしたが

 

 なんと

 岩手県の宮古市、宮古商業高校写真部

 が登場してるではありませんか!

 読み進めると

 震災直後の田老にも何度か来てたようで

 

 あらー、ぜひお目にかかりたかった

 話をしてみたかった~

 とはいえ、震災直後は毎日捜索や山火事消化や瓦礫撤去で

 次々やってくる取材の人にもろくに対応できなかったんで

 

 もし、仮にお会いしてたとしても、塩対応必至

 

 まあ、私が最後の冒険家を読んだのが4~5年前なので、震災直後は名前を聞いたとしても塩対応だったでしょうけどね

 「誰?」

 って

 

 

 知らないとは恐ろしいもので

 

 息子が小学校に入る前の頃、嫁さんが子供達を連れて岩泉の道の駅に遊びに行って

 「子供らとソリで遊んでたら、うるさいって言われて頭にきた」

 って怒って帰ってきたことがあります

 「なんで、うるさいって?」

 「小説家だとかいうオヤジが話をしてて、ソリの音がうるさくて話が聞こえないとか言うんだよ。頭にきて、公園で子供が遊んで何が悪いんですか!って言い返してきた」

 「ふーん、なんていう小説家?」

 「シイナなんとか。頭がもじゃもじゃのデカいオヤジ」

 「え”?シイナ?って、もしかして椎名誠さん?」

 「あー!そんな名前だった」

 「あの椎名誠さんを怒鳴りつけてきたの?」(汗)

 「私は知らないもの、あんなオヤジ。ムカつく。」

 


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