ワカメの巻き込み | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 中学生が学校の倉庫みたいな場所で育てたワカメ種苗

 

 本日、沖の養殖施設へ巻き込みを行いました

 

 一旦荒れれば何日も海に出られなくなる田老の海

 いつも予定が立ちません

 けど

 学校行事ですから、予定を立てないといけません

 

 ちょっと荒れれば海に出られない

 波が悪い時の作業だと転んだりとか

 船酔いしたりとか

 とはいえ、あまりにもベタ凪だとアワビやタコの口開け

 口開けは漁業者にとっては何よりも優先されるものですから

 日程調整はいつも悩みの種です

 

 今日は強烈な寒波で

 クソ寒いし、ものすごい西風だし(汗)

 

 巻き込み予定の養殖施設に近い漁港まで、中学生の父兄に送迎をお願いしたんですけど

 途中はテロッテロのアイスバーン

 海じゃなく道路で事故が起きそうです

 子供を送ってきたおかあさん

 「怖っ」(汗)

 「これ、帰れんの?」

 

 

 海はベタ凪でした

 それも、1年に何度もないようなチョーベタ凪で

 お隣の宮古漁協さんはアワビの口開けをしてました

 

 これまでも、作業の時はいつも悩んでたんですけど、不思議と中学生が作業をする日はナギに当たります

 事故もなく、養成ロープ40mほどに巻き込みをしてきました

 あとはおかあさん達が無事に帰宅していただければ

 

 


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