朝日 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 先日のウニの口開け

 

 開始時間を待つ船

 逆光で見えないけど、↑工場長ですねたぶん

 

 暑くもなく

 寒くもなく

 海は穏やか

 

 世は晴れてこともなし

 

 世の中のゴタゴタも別世界の出来事みたいに思える

 贅沢な時間

 ま、スタートまでのほんの僅かな間だけですけど(笑)

 

 漁開始のホイッスルが鳴った途端、必死ですわ

 

 

 

 透明度が悪くてウニが見えまっしぇん

 岸近くの水深が浅い場所はなんとかウニを確認できますけど、時折大きな波がやって来るので近寄れず

 

 「いいとこがあるけど、波で近寄れねえ」

 名うての漁師も浅場から退避してきました

 

 なかなか楽には採らせてくれませんねえ

 

 そのうち大きな波とうねりで時折船が持って行かれそうに

 

 

 

 私はもう帰る時間です

 カゴにはまだ余裕あり

 あと30分、いや10分でいいから採りてえなあ(泣)

 

 

 道具をかたづけてる間も沖からの風で船がどんどん流されます

 知らぬ間に北風が強くなってました

 

 走り出して沖に出ると

 北風と波で

 船の水しぶきが風で横殴りに降ってる

 頭からずぶ濡れ(泣)

 

 


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