ですよね・・・・ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 アワビの研究者の方が

 閉鎖循環で種苗生産を見に来られて

 「アワビを見つけられなかった」

 と言ってたらしい(汗)

 

 あれ、ウズマキゴカイと見間違った?

 不安になって再度写真を撮り直しました

 

 試験研究機関のような施設はないので

 ふつうの顕微鏡に

 卓上の蛍光灯で光を当てて

 接眼レンズにスマホのレンズを押し当てて撮る

 という原始的な方法

 で

 これ

 「これアワビですよね」

 「アワビです」(笑)

 「ですよね。よかった~」

 こっちはアワビの餌になる植物です

 まあまああると思うんだけど

 これはまた別の種類

 

 悪くない状況だと思うんですが

 結果が出ないと分かりません

 

 

 アワビの餌となる植物は光合成によって成長するんです

 

 太陽任せだと

 晴天の時は数万ルクス

 雨の日なんかは数千ルクス

 ケタ違いの振れ幅があるので

 植物が爆発的に増殖してアワビ稚貝が埋もれたり

 突然枯れてアワビのエサがなくなったりと

 管理は相当難しい

 

 水温の上下も激しいし

 

 室内で照明を当てれば人間の好きなようにコントロールできるので

 管理がしやすいんです

 

 現段階では、培養初期から数ヶ月間の部分は技術が確立してるとは言いがたい

 水温や光量・光周期を自在にコントロールできる室内培養の方が良い結果を出せそうな気がします

 

 

 近年岩手県中でアワビの水揚げが激減してますので

 安定的なアワビ種苗生産

 と

 餌料確保=磯焼けの解消

 がセットで必要かと

 

 

 この施設を見た検鏡者の方が

 「珪藻板(ブラスチックの板)の横から水流が当たってるので、流れが悪く珪藻が繁茂しにくい。水流がまんべんなく当たるようにしないとエサ不足になる。でも水槽の幅が狭いから珪藻板を横にはできませんものね」

 「いえ、変えられますよ注水口の位置を変えれるだけ。1分で完了」

 注水口の位置を変え

 エアレーションの位置を揃え

 珪藻板に光がガッツリ当たるように水面ギリギリの位置に設置

 さあ、どうだ

 

 


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