クリティカルヒット | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 ウニを蓄養していた閉鎖循環水槽

 の隣にあった水槽

 珪藻板と呼ばれるプラスチック板を入れ

 4月16日にアワビの幼生を入れて

 ほったらかし

 

 今朝思い出して

 よく見ると

 無数に白い点があります

 この白い点はウズマキゴカイという厄介者

 

 その回りに青白い小さな点がたくさんありますねえ・・・

 んっ?

 もしかして・・・・・・

 

 顕微鏡で見ると・・・・・

 アワビでした

 ヤタ!

 しかもけっこうな密度

 

 クリテイカルヒット(笑)

 

 閉鎖循環水槽だと水温も光も常に安定してるので

 生残が良かったんだと思います

 

 密度が高いのはいいんですが・・・・

 餌となる植物の増殖をアワビ稚貝が食べる量が上回ってしまうとエサ不足になります

 エサ不足=餓死

 密度が高い故の問題

 写真にある緑色の点々はウルベラというアワビの餌

 それが少なくなってます(汗)

 

 さあて、これをどう生かしていきましょうか

 

 

 温暖化の影響で年々水温が上昇して

 岩手県中のアワビ種苗生産は

 四 ここ数年来苦八苦してるようです

 

 この稚貝を

 ある程度の数を残せれば

 一つのパターンが見えてくるかと

 

 左中間を破って

 三塁でタッチアウト

 ってならないように(笑) 

 

 


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