餌より | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 内陸の人や首都圏の人に

 「カレイはなにが好き?」

 って聞いても、だいたい

 「はっ?カレイはカレイでしょ?」

 って答えが帰ってきます

 

 体型は同じでも全然違うのに

 ナメタ(ババガレイ)は煮付け

 セイダ(サメガレイ?)は一夜干しで焼く

 マツカワ・ホシガレイは刺身

 マコガレイは煮ても焼いてもいいし

 

 私が一番好きなのはサンバメ(ムシガレイ)

 刺身もいいですけど、一夜干し最高です

 セイダみたいに脂はないですけど、エンガワの部分なんて最高です

 

 でも、あんまり売ってないんです

 売ってても高い

 

 なので、食べたかったら釣る

 食べたいから行くのか、ただ行きたいだけなのか(笑)

 

 

 釣りに行くため船を出していたら、Fさんが

 「おい、エサはなんだ?」

 「イソメです」

 「ダメだ。釣れねえな。今は青魚の切り身だ」

 そう言われても、午前4時前に青魚の切り身を入手できるはずもなく

 (まあ、なんとかなるべ)

 出港

 

 漁場に到着し、イソメを付けて仕掛け投入

 ・・・・・・・・・・当たりなし・・・・

 (ウソー、このカレイのハイシーズンに?)

 漁場移動

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 当たりなし

 (こりゃ本当にイソメはダメなのかも・・・・)

 

 刻々と時間ばかりが

 

 まさかのボウズ・・・・・・か?手ぶらで帰んのかっこわりい(汗)

 

 

 魚の切り身に代わるようなものって何か・・・・・

 

 あっ!ワーム付けてみよ

 しっぽがヒラヒラするヤツ

 魚が泳いでるみたい

 他の針には人工イソメ

 

 仕掛け投入

 オモリがそこに付いたとたん

 ガツン!

 ウソー、一発(汗)

 

 上げたら

 ワーム丸呑みでした!

 それから、落とせばガツン

 

 なんで?

 もしかして時間の問題?

 3本の針のうち1本に生きたイソメをセット

 でも、食ってるのはワームか人工イソメのみ

 なぜ?

 

 疑問を抱きつつ

 仕掛けを投入

 小さな当たりがあって合わせたら 

 ギューンと持ってかれまして

 なに?サバでも食った??

 水面に近づいたらでかいアイナメで

 

 おお!タモ、タモ

 焦って道具入れからタモを取り出そうとしたら引っかかってとれない(汗)

 なんとか取り込んだアイナメは50㎝オーバー!(スレンダーなのが)

 

 結局イソメでは1尾も釣れず

 なぜ?

 


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