わかめの採苗 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 昨日から養殖わかめの種をつける作業「採苗」が始まりました

 

 岩手県内にはわかめの種苗を大量に生産して販売する漁業者もいるので

 わかめ養殖をする漁業者も

 ①買った種だけで養殖する

 ②買った種と自分で生産した種の両方を使う

 ③自分が生産した種だけを使う

 

 など、色々ありまして、田老は地先の種しか使わないという強いこだわりがありますので、わかめ養殖漁業者全員が採苗を行います

 

 わかめの遊走子は紫外線に弱いので、暗いうちに作業が始まります

 まずはタンクに入れた海水の中にメカブを投入し

 職員が遊走子を確認したらシュロ糸で作った採苗器を入れます

 30分から1時間ぐらいすると遊走子が運動を停止するので

 あっ、わかめの遊走子は最初泳いでます

 時間をみて沖の養殖施設へ

 養殖施設はこんな場所

 右側に3つある黒い点が養殖船です

 養殖施設に採苗器を吊り下げます

 海水温は17℃ほど

 これから日に日に上昇していって20℃を超えるとわかめの種は休眠します

 

 さあ、来年春の収穫目指して、今年もわかめ養殖が始まりました

 


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