私、字がメチャクチャ汚いんです
自分でメモしたものを後で自分で読めないぐらい(笑)
学生の時に将来どんな職につきたいかと聞かれて「小説家」って答えたら、皆に大爆笑されました
「そんな字で小説家になれるワケがない」って
小説家ってどうやってなるのか解りませんし、魚に携わる仕事について小説の方は忘れてたんですが、東日本大震災を体験して
「自分が体験したことを世の人に伝えなければ」
などと大それたことを思いつきまして、仕事の合間につらつらと書き始めました
現実離れした惨状を目の当たりにして、一生忘れないだろうなと思うんですけど、悲しいかな、どんどん忘れていってしまうんですね
日に日にリアルさから遠ざかってしまう
なので、忘れないうちに文字にして書き留めようと
それが留まらない(笑)
そうやって書きためたものを
「さて、これは人様の前に出していいものかどうか」
と、ある時、震災の取材にいらした大学の先生に読んでもらいましたら
「これは本として世に出すべきです。私が出版社を探します」
と言ってくれまして
そりゃよかったと待っていましたら
「ゴメンナサイ。大手では本を出してくれるところが見つかりませんでした。見つかったのは・・・・」
見つかったのは宮古のタウン誌(笑)
タウン誌を読んだ人の評価は
「こんなに長い文を書けるんだね」
とか
長さですか・・・・・(汗)
長さだけならタウン誌に出た文の優に10倍以上はあるんですけど
先日、田老出身の童話作家の方がいらっしゃると聞いたので、図々しくも会ったこともないその方にメールして読んでいただいたら
「内容は良いんだけど、誰に対して書くのかをハッキリしなくちゃ。田老の人に伝えるだけならこれで十分なんでしょうけど、それじゃもったいない。全国の人に読んでもらうためには、もっと全体の構成をしっかりして、細部も書き込んでいかないと」
確かに
そうなんです
現状ではただの手記と言われて、返す言葉もございません
普段は書く時間がほぼ無いので、この連休中に完成を目指したいと思います