こんな日もあります | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 申告指導は(心身共に)キツイですけど、漁業者とゆっくり話せるチャンスでもあります


 待っている人がたくさんいるので話に夢中になって手が止まるのは問題ですが、手が休み無く動いて、ミスが無いのであれば、色んな話を聞くのは楽しいし、勉強にもなります

 なにより申告に来た漁業者がリラックスしますし


 他のところだと人の話も聞かないで機械的に計算するからイヤだ

 そう言って漁協に申告に来る人も多いです


 私が入った頃は申告を受け付ける人も常時7~8人いて、話をしながら和気藹々とやっていたものです

 お菓子とかみかんとか持参してきたり、申告が長くなると

 「おい、お昼過ぎたからみんなで出前とろう」

 なんて漁業者も受け付ける職員も一緒になって昼ご飯を食べたりとか


 それが今は多くても3~4人で対応しますので、話をする余裕なんかどこにもない。ただひたすら数をこなすようになってきちゃいました


 そのせいか、年々申告しに来る人も減ってきたような


 なので、できるだけ話をするように心がけてます

 「タラは釣れてんの?」

 「日によりますね」

 「場所は?」

 「みんなが行くのは魚礁とか、沢尻沖の60mラインですけど、どこでも釣れますよ。30mぐらいでも釣れるし」


 みなさん腕に覚え有りなので(なんたって漁師)

 「オレもタラに行きてーね」

 「ほら○○の沖の少し南側に根があっぺ。その根と砂の境に落として底べったりからしゃくって、釣れなかったら少しづつ水深を上げて10mぐらいまで来たらまた落としてってやってれば、なーに10やそこら簡単・・・・」

 なんて話になると完全に手が止まってますね


 イカン

 あくまでも漁業者にリラックスしてもらうためです(笑)


 田老の海でもこんなに湖みたいになることもあります


 こんな海なら1日中できるのに・・・・・


 なんで週末になると波になるの(ノ_・。)


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