てんでんこ? | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 中学校の校庭は津波で浸水したものの、何本か桜の木が残って、去年までは僅かながら花を咲かせていたのですが、枯れてしまったのか、枯れそうになったためか、いつの間にか無くなっていました


 その木のあった場所には桜の苗木と、これ


 中学生の生徒が考えた標語?が刻まれています


 震災後、たくさんの取材の方が見えられて

 「昔から津波てんでんこと言われていたそうですが・・・・・」

 とよく質問されたのですが、子供のころ「てんでんこ」なんて聞いた記憶がありません

 

 「各自で」「各々」という意味の言葉は「てんでん」ではなく「めいめい」と言っていたような

 取材の方に「昔はてんでんこなんて言わなかったような気が・・・」

 というと冷たい空気が流れ、私の言葉はスルーされたものです


 取材の方はもうとっくに構成ができあがっていて、彼らが意図した答えを言わせようとします

 意に反した答えが来るとスルー

 まるで悪いことをしたような気にさせられました


 ずっと疑問に思っていたのですが、今月号の「みやこわが町」によると、やはり「てんでんこ」という表現を使い始めたのはごく最近のことのようです


 昨日は寒くてストーブをつけましたが、今日は一転して暖かいです

 海もベタ凪ですが、台風が接近していますね



クリックお願いします