大シケになってしまいました | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 昨日もけっこうなシケでしたが、今朝は更に波が高くなってしまい、朝7時前に組合員に注意喚起の放送とメールを配信しました


 波高予測システムによると明日は少し波が低くなるものの、明後日は更に大シケとなる予報となっていますので、被害が心配です

 今日は定置網の水揚げもできず

 また、アワビの口開けもいつになる事やら・・・・・・


 つい最近まで組合員への連絡方法は防災無線と固定電話しかなかったので、組合員への連絡は大変でした

 ①漁協管内を30ぐらいの地区に分け

 ②各地区に連絡係の人を依頼して

 ③口開けになればその方に電話して

 ④その連絡係の方が地区内の組合員に連絡する


 という方法だったのですが、連絡係の方が全員家にいるなんてことはほとんどなく、その方が電話に出るまで何回も電話をしなければならないので、全部に連絡するのに半日以上かかることもざらでした

 連絡係の人も大変で、地区全員に連絡しなければならないので、不在の方が帰ってくるまで何回もその人の家に通わなければなりませんでした

 日曜・祭日だと外出している人も多いためにさらに大変で、半日組合から連絡しても繋がらず、家に帰ってからも何度も電話を掛けなければならないということもよくありました


 また、連絡は「口開けです」の他に時間とか数量制限みたいなのもあるのですが、伝言ゲームみたいなもので、連絡内容が伝わらないとか、内容が違ったものになっているとか、「口開けです」しか伝わってなかったなんてこともよくあるし・・・


 携帯電話が普及し始めてからは大分連絡が楽になりましたが、最近ではメール配信の登録が200件を越えて、迅速に連絡を終えられるようになりました

 ヽ(゚◇゚ )ノ

 連絡内容の間違いもないし、「聞いてない」ということもないし

 震災で地区外に転居を余儀なくされた方にもすぐ伝わります。電話で1件1件連絡していたらとても間に合いません


 ただし、高齢者の方にはなかなかハードルが高いらしく

 メールの開き方が解らない

 とか

 なにかの理由でメールボックスにメールが溜まっている状態で「メールが来なかった」と怒ってくる方

 とか

 迷惑メールをどうにかしろ

 とか・・・・・


 もっと高齢者にやさしい携帯電話の開発を期待します




 ペットボトル養殖のワカメ種苗は1ヶ月以上過ぎてもご覧の通り生きてます

 水替えとか一切無し。フタをして置いたまんま

 先日いらした海藻博士も驚いていました(笑)


 でも、ある程度成長すると枯れるようで、伸びたものは枯れ落ちて次の芽が出てくるので、いつまで経ってもこのまんまです

 種苗は伸びすぎると使えないので、これを利用して種苗の長期保存ができるかも


 ちょっと早いですが、冬休みの自由研究にいかがでしょう?

 ずっと同じじゃ何を研究するのか・・・・・