冷麺を食べに行ったら、たくさんの人が待っていた。開店前に着いたのにすでに長い人の列。順番の受付は機械。日本語表記はなくて分からなくて、モタモタしてたら、近くにいた人がやってくれた。そして受付番号106だからと教えてくれた。106は人数ではなくて106組の意味らしい。順番まで1時間くらいかかると受付の人は言った。11時30分開店。12時になってやっと始めに呼ばれた人たちが食事を終えて出て来るようになった。感心するほどみんな辛抱強く待っている。旅行者はほんの少しで、ほとんど韓国の人だったように思う。
じじ様は外へ時間をつぶしに行った。1時間待ちではすまなそうだけど、まあ、これも旅のうち。
12時30分で、呼び出しは66番になった。あと40組。
結局入れたのは1時だった。席に座ると注文を取りに来て代金は前払い。プルコギは2人前からというのでやめて、平壌冷麺を頼んだ。冷麺はすぐに運ばれて来た。
これが16000ウォンの冷麺。日本円にすると1900円くらい。うーーむ、私としては昨日の昼に明洞で食べた冷麺に1票かな。1時間半も待って食べるほどのものではないと私は感じた。それも食べてみて分かったこと。でも歩くのも大変そうなお年寄りがたくさん来ているのをみると、きっと私には分からない魅力があの店にはあるのだろう。
食後は地下鉄で美術館。オリンピック記念公園のなかに20年ほどまえに作られた現代美術のソマ美術館。なんと65歳以上は無料だった。
なかなか見ごたえのある作品が展示された良い美術館だった。東洋人ならではの温かくて優しい雰囲気の作品も多かった。オリンピック公園には1988年のソウルオリンピックのモニュメントも点在していた。季節が良ければ散歩に良さそう。ソウルは明洞、東大門だけじゃない。この辺りは雰囲気が全然違うソウルを味わえる。
美術館近くの建築中のマンション群は圧巻。こうして見ると東京はソウルに気迫で負けとる感がある。が、しかし、ソウルはソウルで気迫が空まわりしてるのかもしれない。
韓国は少子化が日本どころではないと聞く。確かに街を歩いていても、イチャつく若いカップルをあまり見かけない。同性のグループの方が多い感じがする。これからどうなって行くのかな。ソウルも東京も、、
地下鉄でもどってホテルの近くで生ビールを飲んでから部屋に戻った。シャワーを浴びてから、ひと休みそしてひと寝入り。夜は8時少し前にカンジャンシジャン。奥まったところで店を探した。
タラの辛い鍋、メウンタンとチャミスル。
真鱈、豆腐、もやし。そしてたくさん入っていたセリが美味しかった。他のテーブルに観光客はいなかった。アジョッシとアジュンマばかり。大きな声で楽しそうに話してた。私たちの好きなローカル感あふれる店だった。美味しいも大事だけどローカル感は旅のご馳走でもあるかな。
ホテル近くのコンビニでヨーグルトとアイスを買った。ハーゲンダッツのアイスは5900ウォンとかなり良いお値段だった。でも辛い鍋の後のアイスは美味しかった。