29冊目:七人怪談 第二夜 | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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29冊目:七人怪談 第二夜

川奈まり子・菊池秀行・澤村伊智・白井智之・立原 透耶・芦花公園・三津田信三

2026/10/03

 


★ひとことまとめ★

〇〇系怪談はいかがおばけ?part2

 




↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも



【Amazon内容紹介】

屈指の名手たちが「自分が最も怖いと思う怪談」を綴る。戦慄の怪談小説集。

実力派ホラー作家七人が綴るのは、「自分が最も怖いと思う怪談」。ホラー界の旗手、三津田信三が声をかけた豪華執筆陣による怪談小説アンソロジーの第二弾が登場! 身の毛もよだつ最高峰の恐怖があなたを襲う。

 

 


【感想】

「澤村伊智の小説怪談講座」澤村伊智/メタ系怪談

やっぱり安定の澤村さんハート

小説怪談講座とだけあって、一つの作品のなかで複数のお話が読めてお得な感じハートのバルーン

宇津木幽子がまた出てきたので、もう一度「予言の島」を読み直してから再度読みました本

メタ系ってどういう意味かよくわかっていなかったんですが、

>ギリシャ語の「meta(超える、高次の、〜についての)」を語源とし、ある対象そのものではなく、一段高い視点や枠組みから対象を見るもの・表現することを指す言葉です。((IT用語辞典)

物語の中で登場人物たちが「自分たちはフィクションの中にいる」と自覚して行動したり、読者に話しかけたりする表現のことを言うみたい。

 

うん…確かにメタ系だ…。

幽子がただのペテン師だとわかっている状態で読むと本当に絶望だなぁ〜。。

なんの解決にもならない。。

 

ちなみに、なかば妄想に近い憶測かもしれないんですが、Amazonのレビューで気になるレビューを見つけたんです。↓

たしかに作中で盗作についての意見が書かれていたんですよ。急に盗作の話?と思って。

 

そしたら、「あの方に向けての言葉でしょうか?」とあったので、誰なんだろうと。

あんまり小説家の炎上騒ぎとか知らないので。

そんで調べてみたら…芦花公園さんだったのね。。

そしてさらに芦花公園さんの炎上について調べていて見つかった投稿。↓

 

 
 
 
 
…おぉん。
なんか……
ほんとにただの憶測だし、著作者同士今回はどんなメンバーですって知らされてない可能性もあるけれど…
もし私が作家だとして、今回のアンソロジーのメンバーはこの方々ですって中に自分の作品盗作した作家がいたら、嫌味の1つもいいたくなるよなぁ。澤村さんの場合は偶然だと思いますが…。
この一連の騒動を調べた結果私は芦花公園さんが苦手になってしまった予防
好きな作家さんを盗作するような人はね、、、、ちょっとね…。

 

 

 

「憑霊綺譚」川奈まり子/実話系怪談

「とうびょう憑き」と「いやがらせ」という2作品が載っていて、「とうびょう憑き」は怖さよりも美佐江と多津子の女子同士の儚い青春の1ページって感じがしたなあ…。ああ、あんなこともあったなあ…くらいの感じと言うか。

多津子は…海に連れていかれてしまったのか。学生の頃って、霊感があるってアピールする子いたよね。一目置かれる存在になるか、ちょっとあの子…って引かれるかは、その子次第だったけれど。

「いやがらせ」は事故物件!ザ・心霊現象ってお話。亡くなった住人がどんどん幽霊(?)になってるんだろうなあ~。

マツモト、喚きだしたところで死ぬかと思ったら、しぶとく10年近く生きたんだ…

でも実際はそんなものなのかもね。幽霊の呪いの力で「ギャー!!!」ってぽっくり死ぬってよりも、何年も予想できないタイミングで出てこられることによって心理的ストレスが積もり積もって弱って死にそう。

 

 

 

「またみんなで集まろうねという話」芦花公園/子ども系怪談

うーん、よくわからなかった。よくわからなくして怖がらせているというか。

話の内容は理解はできている、でも理解した上でもうーんという感想ねこクッキー

上記、芦花公園さんの一連の騒動を調べたあとだと、これも誰かの作品を下敷きにして創ったのでは?と思ってしまう。

一度盗作騒動があると、どの作品もそういった目で見てしまうよね~凝視

「異端の祝祭」、好きだったんだけどなぁ。

なんかカクヨム出身の人(クソでか主語)ってリテラシー低いのかなって思っちゃう。若いからかしら?

 

 

 

「無人化」菊池秀行/不条理怪談

前作よりは読みやすかったかな。でも、不条理怪談ってこともあって特に理由も解決法もなく、ただただ城の人々が消えていくってお話。

自害の途中で介錯人が消えるって最悪なタイミングすぎる。

人が消えることが怪異ではなく、風邪のように当たり前のものになる世界かあ…。

消えた人はどこに行くんだろうね…。最初は戸惑っても、意外と消えた先で普通に生活していたりして。

 

 

 

「中華怪異奇譚」/中華系怪談

冥婚って今でもあるのかな?と調べたら、今ではほとんど行われていないよう。赤い封筒(紅包)自体は、お年玉や結婚式のお祝いのお金を渡すときに使う所謂ご祝儀袋みたいなもので、お金を包んで渡す封筒だそう。

だから日常でもよく目にするみたいだけれど、これが道に落ちているときだけは拾わない方がいいとのこと…。

でも、冥婚のこと知らなかったら「誰かがお金を落としてしまったのかな?」と思って拾っちゃいそう。

台湾の鬼月(旧暦の七月)の禁忌も知らなかったら普通に犯してしまいそう。

調べてみたら結構禁忌ある…夜間の外出を控える、夜間の撮影・儀式の撮影は控える、洗濯物の夜干しをしない、大きな買い物・引っ越し・契約をしない、夜道で名前を呼ばれても振り向かない・夜道で名前を呼ばない、夜中に口笛を吹かないetc…。

…鬼月の台湾旅行はそもそも止めた方がよさそうだな昇天

怪異よりも人が怖いな~。飼い犬が食べられたらと考えると恐怖だしショックすぎる。しかも普段はとても良い人だったってのが余計に怖い。

 

 

 

「ロダエネケワルA」白井智之/鬼畜系怪談

 うーん、これはジャンルはホラー??ミステリー?だよね??

後ろから読んで「アルワケネエダロ」なのはすぐわかったけれど…ヤクザに絡んだ蓬莱くんの転落人生と、罪を気づかせて蓬莱君を自殺させたって話は怪談なのかい…??

ここのところ読んだ作品の”蓬莱”には碌な奴がいないなあ…。

無慈悲で残忍な話だから、鬼畜系ではあるが怪談かどうかは不明なお話だった。

 

 

 

「山神様の子は七人やから」三津田信三/民俗学怪談

これは怖かったな〜。

全然違う話だけれど、「オテサーネク 妄想の子供」って言う映画を思い出しました。

枝人形に変えられちゃった人たちは最期に何を目にしたんだろう。絶叫するほどの恐怖…。

主人公もとうとう逃げるのが疲れたといって諦めているし、山神様しつこすぎる。

そもそもお盆期間に山を下りていればこんなことにはならなかったのに…。

終盤も台風だろうと山降りたらよかったのにね、と思ったけれど、結局山を下りた和久のことを何年も全国どこまでも追いかけてきたし、枝人形化が始まった時点でもう逃げることは無理だったんだろう…。

 

 

なんか色々調べちゃって複雑な気持ちになった第二夜ではあったけれど、いくつかは面白かったのでヨシ!

第三夜にも期待しちゃうな~飛び出すハート