45冊目:ほんとうの味方のつくりかた | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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ほんとうの味方のつくりかた

松浦 弥太郎

2021/06/01

 

 

 

★ひとことまとめ★

あなたにもいる「内側の味方」の協力が得られるようになります筋肉

 

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

「味方」は豊かに生きていくために絶対必要な宝ものです。人生のあらゆる場面で力になってくれる大切な味方の見つけ方と育て方を、「暮しの手帖」編集長がわかりやすく教えます。生きるために知っておくと、きっと役に立つ、新しい自分へのロードマップ!
 

 

【感想】

先日久しぶりに友達の子どもに会いに行きました~赤ちゃん

立つだけで、歩くだけで、「バイバイ」するだけでもう拍手喝采拍手ラブラブ

良かったね~、みんな褒めてくれるよ~、大人になったらこんな風に言ってもらえないんだから今のうちだよ~、みたいにワイワイしていたのですが、

 

大人になると本当に、無条件で褒められることってないよな~とその時思いました。

寝坊しないで出社する→大人なら当たり前でしょ

毎日病気もせず休まず仕事をする→自己管理は社会人なら当たり前

何か周りの期待を超えるような成果・結果を出す→褒められることもある

 

私みたいに承認欲求が沼みたいな人間は、何か褒められることをしなきゃ!と色々と躍起になって取り組むわけですが、それでもほぼ「当たり前でしょ」で片づけられます。(人の為に何かする→人の為に何かしてあげるのは当たり前でしょ、みたいな)

毎度毎度周りからの誉め言葉などのために頑張るのは疲れます。

自分で自分を褒めてあげるサイクルというか、自分の為に何かしてあげるサイクルがないとかなりしんどいです。

 

こちらの本は、私の好きなブロガーさんがおすすめしていた本だったので読んでみたのですが、仕事や普段の生活で頑張るためには「外側の味方」(家族や友人、上司など)だけではなく、「内側の味方」(自分自身の習慣、性格、考え方など)を付けることも重要ですよという内容ですニコ

 

 

私の場合前述の通り他人からの評価ばかり気にして生きているので、この本を読んで自分が重きを置いているモノ・考えについて改めて考えて見たのですが、全然しっくりと来なくて困りましたあせる

松浦さんの挙げた例を元に自分でも考えてみたのですが、そのたびに「いや、でもこれは他の人と比べたらすごくもないし…」とか「大切かと聞かれたら自身を持って大切とは言えないなあ…」とか、考えているとどんどん「いや」とか「でも」とか否定の言葉が出てきてしまってハートブレイク

そうやってあれも違うな、これも違うな、ってやっていたら、自分が重きを置いているモノが全然挙げられませんでした叫び

どんだけ自分に自信が持てないんだ…評価が他人軸すぎて、自分はどう思うのかというところが非常に曖昧で、苦手と再認識しました。

 

アラサーになってなお絶賛自分探し中です!!!!

きちんと時間を取って、自分と向き合う必要があると思いました。

そんな、自分はほぼほぼ序盤で躓いてしまったこちらの本ですが、共感した部分や覚えておきたいことなどを載せようと思います。

 

 

・どんな種類の仕事でも、その目的は「困っている人を助ける」という考えに基づいています。困っている人のニーズによって仕事が生まれているからです。(中略)そして知っておきたいのは、時代の流れとともに、つねに新しい「困る」が生まれているということです。

仕事とは、その「困る」をあなたが誰よりも早く見つけ、誰よりも早く「助ける」ことでもあるのです。(P16)

 

・自分がすでに持っていたり、日常的に使っていたりして助けてもらっているもの、身の回りにあるもの、自分ならではの特徴的なものとして現れているもの、それを思いつくままに、まずはまずは白い紙にリストアップしてみましょう。

これは、自分が持っているものを自分自身の棚おろしとして見直し、何が自分の味方になってくれるか、客観的に並べて見てみる試みです。(P25)

 

・料理家の辰巳芳子さんもご本に書いておられますが、「先手、段取り、用意周到、そして念入り」、要するに、「先手、段取り、用意周到」までが準備なのです。つまり仕事や暮らしのほとんどは準備です。

準備さえしておけば、あとは心さえこめればいい、というお話で、僕はまさにその通りだと思います。心をこめるとは「ていねいに」ということです。(P92)

 

・価値観やライフスタイルが自分と異なる年上世代の人に味方になってもらうのを、めんどうなことだと考えていませんか。現役引退したような人たちの考えは古いし、話は説教臭いし、過去の思い出話はつまらないし、と思ってしまうのも仕方がないかもしれません。

しかし、彼らも昔は、自分と同じようにプレイヤーだったのです。その人たちの力を借りることができれば、もっとうまくいくことはたくさんあると僕は思います。(P125)

 

・そこでたとえば、人というのは「一冊の本」だと思うことにしています。(中略)本はこちらから手を伸ばして、聞いて、読み進めれば、必ず何かを教えてくれます。何もしないのに勝手に本が開いて、教えてくれるということは絶対にありません。

不得意な人、年上の人というのも「一冊の本」であると考えます。彼らは貴重な一冊の本なのです。(中略)しかも相手は話ができる本なのですから、わからなければ質問をして、教えてもらえばよいのです。(P125-126)

 

・じつは、よいものというのは価値観の問題です。正しいもの、上等なものじゃなくてもよい、そう考える価値観が世の中にはあります。気持ちがよければよい、気軽さがよい、時には、安いものがよい、と考える価値観もあるでしょう。

つまり、価値を決めるものさしは、決して一つではないということです。(P143-144)

 

・仕事も一期一会ということです。今のあなたの仕事が、自分にとって最初の仕事であり最後の仕事と思って励むしかない、ということです。それをいかに楽しむかの工夫を考えるべきなのです。楽しければきっと続けていけるのです。

さらに、楽しさは人が与えてくれるものではありません。自分の工夫によって生まれるものです。

仕事においても暮らしにおいても楽しさを人に求めてはいけないのです。(P145)

 

 

人を「一冊の本」だと思って接するという部分にはハッとさせられました。

読み始めはなんだか苦手かもと思う本でも、読み進めていくうちにハマっていくという経験が自分にもあります。

なんだか苦手だなあと思う人も、その人の一部のページしか読んでいない)けで、読み進めればまた違った解釈ができるかもしれないし、勉強になる部分もあるかもしれない本

読み進めても「うわ~やっぱり苦手だ」ということもあるかもしれませんが、一部分のページだけで人を判断しないようにしようと思いましたひらめき電球