36冊目:美しい日本語と正しい敬語が身に付く本 令和版 | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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美しい日本語と正しい敬語が身に付く本 令和版

日経おとなのOFF

2021/04/30

 

 

 

★ひとことまとめ★

日々の日本語がワンランクアップします鉛筆

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

品格が上がる!毎日が豊かになる!

●古代人の心が伝わる!万葉集入門

●間違えると恥ずかしい漢字、言い回しを総点検!おとなの語彙力チェック

●メール、手紙、会話…程よい「敬語」のルール

●人生を豊かにする武将・賢人・哲学者の言葉

 

 

【感想】

なるほどと感じたり、自分が間違って使っていた言葉や、知ってはいたけど念のためというような言葉を記しておきますうーんひらめき電球

 

 

・新元号「令和」の由来

「梅花の歌三十二首并せて序」から、

「初春の月にして、気淑く風ぎ」 = 「お正月というおめでたい月(令月)、天気良く風もやわらか」

 

 

【間違えると恥ずかしい語彙】

・世間ずれ = 世間に慣れ、ずる賢くなること

 

・すべからく = ぜひとも、当然

→漢文の「須」で、「ぜひとも=すべきだ」の意味。

 

・この親にしてこの子あり = 子供が優れた親に似ている

 

・体よく = うわべだけ取り繕うこと

→「体裁よく」を縮めた表現。

 

・佳境 = 物語などの特に魅力的な場面

→「佳」は優れている、美しいことを意味する。佳境は景色の素晴らしいところや、物語が最高潮に達した時などを表す言葉。

 

・割愛する = 惜しみながら省略する

→元は、愛着の気持ちを断ち切ることを表す仏教用語。惜しいと思いながら、捨てたり省略したりすること。

 

・手をこまねく = 何もせずに傍観している

→元は「こまぬく」、手を胸の前で組む様子。

 

・他山の石 = よその些細なこと、悪い点を自分の学びにする

→故事が由来。「よその山から出た粗悪な石も自分の宝石を磨く役には立つ」

 

・気が置けない = 心から打ち解ける

→「気を置く」とは、気を払い遠慮すること。

 

・流れに掉さす = 流れを生かし、勢いに乗る

→「掉さす」は、船頭が棹を水底に突き刺して押し、水流に乗せて勢いよく船を進めることをいう。

 

・双璧 = 2つの優れたもの

→完璧の璧と同じで、宝玉を表す。「一対の宝玉」、つまりいずれ劣らぬ優れた2つのものを指す。

 

・なおざり = いいかげんな態度で、対応しない

→等閑と書き、注意を払わないで放っておくこと。おざなりは御座なりと書き、その場しのぎで対応すること。

 

・役不足 = 役が軽くて実力に見合わない

→その人の技量や器に対して、与えられた役目が軽すぎる

 

・白羽の矢が立つ = 大変な役を押し付けられる

→もともとは人身御供を求める神が、望む娘の家の屋根に白羽の矢を立てるという言い伝え。犠牲者として選ばれること、つらい役回りがまわってくることだったが、次第にプラスの意味でも使われるようになった。

 

 

【言い間違えやすいフレーズ】

愛想を振りまく 愛嬌を振りまく

 

的を得た 的を射た

→的は矢で「射る」もの。

 

金に任せて 金に飽かせて

→「飽かす」は惜しみなく、ふんだんに使うという意味。

 

目鼻が利く 目端が利く

→目端は場をよく見計らう機転。

 

 

【アナウンサーも口にする「重複表現」の落とし穴】

×断トツの一位 →断トツは”断絶トップ”の略語で1位を表す。

×まず初めに

×一番最初/一番最後

×今現在

×すべて一任する →「一任」とはすべてを任せること。

×注目を集める →視線を集める、注目を浴びる、であれば良いみたいです。

×過半数を超える

×お中元のギフト →「お中元」は世話になった人への夏の贈り物。

×故障中 →「故障」は「正常な機能を失った状態」を指すので、途中を意味する「中」を付ける必要はない。

×排気ガス →”気”とガスが重複するようです。

×チゲ鍋 →”チゲ”は鍋の意味です。

×余分なぜい肉 →”ぜい肉”だけで余分な肉の意味になるようです。

×存亡の危機 →正しくは 存亡の機 だそうです。”存続の危機”と間違えてしまうようです。

×みぞれ混じり →”みぞれ”は雨と雪が同時に降る現象なので、すでに混ざっている状態。

 

 

【勘違い敬語】

〇〇は、本日お休みをいただいております。   

 〇〇は、本日休んでおります。

  〃 、休みを取っております。

→「いただく」は、もらう人を低め、くれる人を高める謙譲語。休みを許可した上司を高めて話していることになる。

 

お名前頂戴してもよろしいですか? 

 お名前をお聞かせいただけますでしょか?

→「頂戴する」の元の語は「もらう」なので、「名前をもらえますか?」と言っていることになる。「名刺を頂戴する」と混同した敬語。

 

 

【人生のお共にしたい禅語】

・知足 →足していることを自覚する。

・無功徳 →自分の努力に見返りを求めない。自分がしたことは、やっただけで終わりと思う。

・不識 →勤務先の名称や肩書は表面的なもの、人間の本質を表してはいない。この問いに「不識(知らん)」と答えたのが禅の宗祖・達磨大使。究極的には、人は何物でもない。

・日々是好日 →好日とは「うまくいった日」と思われているが、本来の意味は違い、苦しい日や悲しい日であっても、すべての日が好日。

 

 

 

こちらの本は、マンガのページと、文章メインのページが半分半分くらいなのですが、マンガの中で読んでいて笑ってしまった部分がありました。


マンガの主人公の主婦が通うお料理教室の講師が、編集者である夫の次の仕事相手の息子だったというなんとも偶然!というシーンなのですが、仕事相手(料理講師の父)が業界でめちゃくちゃ怖いで有名なんだ!と言っているんですが…


講師父「打ち合わせに遅刻?話にならんな!」と怒っている絵が載っているんですが、そりゃ怒るだろうwwwと笑ってしまいました笑い泣き

マナーや敬語に厳しく、泣かされた編集者が星の数と書いてありますが、遅刻はダメでしょう…セキセイインコ青ハートブレイク

 

 

↑に載せた内容だけではなく、手紙で使えるような言葉や、偉人たちの言葉が載っています。

徒然草、方丈記を読んでみたいと思いました。