9冊目：マリコ、うまくいくよ

マリコ、うまくいくよ

益田ミリ

2020/02/11

★ひとことまとめ★

わかるわかると女性なら共感できるはず

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

【Amazon内容紹介】

頑張れば、むくわれるのですか。働くって、なんなんだろう？社会人2年目、12年目、20年目。同じ職場で働く、3人のマリコ。

「今日も会議で意見が言えなかった」「〈会社用の自分〉に、自分がのっとられそう」「後輩は増えるけど、年上の実感ってない」彼女たちの問いに、心が揺れ動く。きっと、私たちは、もうひとりのマリコ。

発売前から共感の嵐！読めば、じわりと勇気が湧いてくる、お仕事漫画。

【感想】

本ガンガン読んでいますが、読み終わった本が溜まって急いで感想を書いています

次の本も読みたいけれど、書き終わらないと読めないのでガシガシ感想書いていきます。

前から読みたかったこちらの本

読むと共感で溢れる益田ミリさん

発売したときに買おうかどうかで悩み買わずにいました…

ようやく読めました

同じ会社に務める、3人のマリコ。

岡崎マリコ、社会人2年目。

長沢マリコ、社会人20年目。

矢部マリコ、社会人12年目。

世代が違っても女性共通の悩みだったり、それぞれの世代のそれぞれの悩みもあって…共感できます

社会人歴短い方であれば、今はわからないけど、今後こういうふうに思うこともあるのかもな…と感じると思うし、社会人歴の長い方であれば、こんなふうに思っていたころもあったなあ…と思えると思います

「おおっ　『音姫』では消しきれぬ若い尿の勢い！！」(P15)

これは笑ったｗ

「上司に注意されて　なんとも思わない世代なんてあるわけねーだろ」(P17)

近頃の若い子は…ってくくるのって良くないよね。若くたって若くなくたって、怒られて何も思わないはずない。

「ま、よーするに長く会社で働いてる人たちをどっかで見下してんだよね～」

「『うちらにはもっと別の未来がある』みたいな？」

「なんかそーゆーのなつかしいネ」(P43)

きっとどの世代も、みんな同じようなこと考えてきたんだろうなあ…

「毎日、毎日、年齢の自虐ネタを聞かされ　フォローしないわけにもいかないので　こっちも自虐で返さねばならず　しかし、一回のフォローでは足りないらしく　こういうの　何ハラって言うんだろ？」(P48)

自分も自虐ネタを会話の種にしないようにしようと思いました

「質問は、する側よりされる側のほうが　値打あるよな～」(P72)

「おい、こらババア　ちゃっかり楽な席座りやがって　おやじ席を押し付けたな～」(P76)

矢部さん結構ストレートに毒吐くから好きだなｗ　確かに同じように思うときもある

「”若い人”たちだけの二次会、　わたしは一体いつまで呼んでもらえるのか　アハハハ、なんて笑いながら　どこかちょっと淋しくて、　無性にくやしくて、　そのくやしさの中には　笑って気に入られようとする今の自分も入っていて、　それから、あと何年かすれば、わたしだって、会社の若い子たちに　ババア呼ばわりされるモヤモヤも混じっているのだと思います」(P80)

「わたし、そろそろ　次のステージにいかなくちゃなんないのかな　違うな、たぶんそういうじゃないんだよな　それは自分で決心していけるものではなく、　積み重ねていくもの」(P99)

自分のキャラとか悩むよね。ずっとこのままでいいのかなって。

「会社にいるときのわたしは　会社にいるとき用のわたし　だから、がんばって明るく感じよくしているんだ」(P130)

「頼られる先輩に、相談される先輩に、　なりたい気持ちはあるのだけれど、　それを受け止められるほどの包容力がないのもわかっているし、　それに　まだどこか、自分が20代の子たちとかわらないような、　そんな気持ちもあるってゆーか」(P149)

「はじまりました、　あれやこれやと　気が利くわたし　の、時間　そうしろって言われてないのに、　そうしろって言われてないけど、　そうしておいたほうがまるく収まるから　面倒くさくないから　時々わからなくなる　利用されてるのか、してるのか」(P159)

飲み会でのワンシーンね…

「なにも、　なにも動こうとしないのはわたしじゃないか　ブツブツ心の中で怒ってたってしょうがないのに」(P191)

「ポットのお湯を沸かすために、　20分早く出勤している入社12年目、マリコです　『お茶当番』ってなんだよ給食かよ」(P192)

お茶当番は私の会社にはないけれど、それならお茶当番分給料ください～って思っちゃう…。お茶当番はもちろん男性も回ってくるんでしょうか！？！？

「うわｰｰｰ何を選べば正解～～～　『揚げ』か？うん、ここは『揚げ』だな　揚げ物はとりあえずなんでもうまいし」

「なるほどそうきたか　若手のわたしは、やっぱ無難にいくのがいいな」

「ふたりとも定石通りに打ってきたのう　ってことはわたしはちょっと攻めて…」

マリコ3人での食事で、食事を選ぶシーン。とてもよくわかる…探り合いな感じｗ　みんなの反応探り探りな感じ…ｗ

「支障が出ない程度の上司の面白エピソード

暗い影を落さぬ程度の社内のうわさ話

踏み込み過ぎぬ程度のみんなの恋の話

わたしたちは、わたしたちマリコは　いろんなことを学びながら　とりあえずがんばってやっている」(P204-205)

「このまま駅行くと　電車の仲間で一緒で　まだしゃべんなきゃなんないの　めんどくさー」(P206)

別れ際なんだかんだ理由つけて別方向いこうとするのわかるｗ　あ、私今日郵便局寄らないとなんです～とか。

世代が違っても、みんな通ってきた道なんだし、女性同士マウント取り合わずに協力していけたらいいのに～といつも思います