35冊目:依存症のすべてがわかる本 | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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依存症のすべてがわかる本

渡辺登

2019/06/10

 

 

★ひとことまとめ★

まずは自覚することが重要です。

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【内容紹介】

【やめたくても、やめられない! 依存症とはなにか】
家族を犠牲にし、心身をむしばむ依存症。始まりは底知れないさびしさから。
本書では対人依存、プロセス依存、物質依存の心理を追究し、「生き方の病」から回復するルートを探る。

【本書の主なポイント】
●なにかに依存せずにいられないのは、底知れないさびしさを埋めるため
●家族や周囲に迷惑をかける依存症は、治療がかかせない生き方の病
●人とかかわるなかで安心したい「対人依存」
●「○○していれば幸せ」――仕事依存、買い物依存症などの「プロセス依存」
●深刻な結果につながりかねないアルコール依存症、むちゃ食い依存などの「物質依存症」
●「どん底」を見せる家族の覚悟が、本人を変える再生への第一歩
●ヨコのつながりが得られる自助グループへの参加は最も重要な治療法 

【本書の構成】
第1章 「どうしてもやめられない」――依存症とはなにか
第2章 「人とかかわるなかで安心したい」――対人依存
第3章 「○○していれば幸せ」――プロセス依存
第4章 「食べたい、飲みたい」――物質依存症
第5章 結果は本人が引き受ける――回復へのルート

 

 

【感想】

恋愛依存の本を読んで、依存症についてもっと知りたくなったので読んでみましたニコ

特に、1つの依存症があるひとはクロスアディクションといって、ほかの依存症を併発している場合が多いと書いており、私の場合おそらく買い物依存なので、きちんと調べてみようと思いましたショボーン

 

 

 

・依存とは人間が生まれつきもっている、心の安心や肉体の満足を求める行為。良い依存関係を保つことで、相手を尊重しながら、お互いに支え合い、助け合いながら主体的に生きることができる。

しかし、不安や孤独を紛らわせるために何かに頼ったり、相手を支配・束縛する悪い依存に陥ってしまうと、いつしか依存の対象から離れられなくなる。これを「依存症」という。(P10-11)

 

・依存症の始まりは、さびしさにある。底知れないさびしさを埋めようとして、物や人で安心を得ようとする。しかし、本当の安心は得られず、エスカレートしていく。

原因のひとつとして幼児期の体験が挙げられる。子供の頃に母親との関係がうまく築けないと、さびしさを温かく癒やしてくれる母親のイメージをもてないまま成長してしまう。しかし、幼児期に母親との一体感が得られなかったのはかならずしも母親のせいではない。母親が慈しんで抱っこをしていても、赤ちゃんがその気持ちを感じられなかった。母親とは「波長が合わなかった」という表現が適切かもしれない。(P12-13)

 

・悪い依存は大きく分けて三種類あり、アルコールやタバコなどの物質に向かうことを物質依存症、家族を暴力で支配したり逆にしがみついたりして人に向かうのは対人依存、ギャンブルや買い物や仕事、リストカットなどの行為をする過程で得られる快感にはまるのがプロセス依存。(P15)

 

・すべての依存症に共通するのはストレス。現代社会ではIT化や単身生活者の増加、地域社会の崩壊などによって、人と人とのつながりが希薄になり、孤独や不安に襲われる人も少なくない。

また、物が豊かになっても、なぜか心にゆとりは生じない。(P18)

 

・プロセス依存では、気軽に取り組める行為によって得られる快感を求め続ける。なにかのプロセスにワクワクし、快感を覚えることによって、突然襲ってくるむなしさやねたみ、哀しみなどをコントロールしようとする。プロセスに夢中になっている間は安心を得られる。

依存症になりやすい人は、幼児期に情緒的対象恒常性を確立できなかったと考えられる。これは、心の中に「いつも見守ってくれる母親のイメージ」を根付かせることをいい、母親との一体感によって得られる。(P44-45)

 

・買い物依存症は、使わなくても買い物をする。買い物をする行為自体が目的だから。買い物をすると気分が元気になり、さびしい生活を忘れさせてくれる。その快感を求めて買い物を繰り返す。プロセス依存は緊張、解放、後悔の循環。(P53)

 

・物質依存症以外の依存症は、単に困った人と思うことはあっても、治療が必要な病気だとは、ほとんどの人が考え及ばない。

またやってしまった、おろかな人間だと自己嫌悪に陥っても、繰り返す。反省はするが行為を止められない。コントロール障害の症状。(P80)

 

・依存をやめよう、人と交流しようといっても、簡単にできないから今の状態になっている。そういった精神論より、生活習慣から立て直すほうが実際的。(P83)

 

・本来依存はすべて悪いものではない。なにかに依存せずにいられないなら、よいものに依存するように変えればいいだけ。(P85)

 

 

恋愛依存の本を読んだときに、自分のさびしさを感じる過去の出来事を振り返ることが書いてあったり、ネットの記事でも自分の今までの人生で強く印象に残っていることとか悲しかったこととかを書き出してみるってことが書いてあって、やってみたんですね。

 

もう、幼少期からずっと「孤独感」「劣等感」に苛まれてましたww

傍から見て、自分の見た目的にもそこまで悪いわけではない(自分で言うけど)と思うんですね。勉強についていけないわけでもなかったし、友達も普通にいるし、家も普通の家でした。でも、コンプレックスの塊だった。

おそらくだけど、原因は親との関係に問題があったんじゃないかなと。

この本に、「母親が愛情を注いでいたとしても、子供がうまく受け取れていない、波長が合っていなかった場合がある」って書いてあるんだけど、そうかもしれない。

私の母親も、たぶんそこらへんの母親と変わらないくらい、ちゃんと母親をしていたと思う。

でも、心配症・たまにヒステリック・完璧主義?で、結構怒られることがあって、私は全然だめなんだとずっと思っていた記憶がある。あと、長女なんで、自分はなんでもきちんとできないといけないんだという謎の使命感ね。長女・長男あるある真顔

あと、たまに父親がお酒飲んで暴れる?こともあって、それも本当に恐怖だった。別に体罰受けてたとかじゃないけどね。母親もヒステリックだし、それにプラスして父親も切れるともう大惨事だよね。どちらも謝らないし、怒鳴り声とか詰り合いが続く…。

 

そのせいなのか、いまだにお酒飲んで人が変わる人とか、大きな声を出されるのとかすごく苦手。アラサーなのに、トラウマなのか、仕事でも大きな声で怒られたりなじられると涙止まらなくなるえーんw ほんと反射のように涙が出てくるんだよね~。これだから女は…とか言われそうだけど、そうじゃないんですよね~。。

冗談でも馬鹿にされたりすると、自分は本当に存在意義がないから消えたいと思っちゃうし。

考えてみたら結構重症なのかもゲロー

 

 

自分は取り柄もないから、人に好かれるために何かしないといけないって気持ちが子供のころからずっとあって、たとえば嫌われたくなくて言いたいことが言えないとか、ばかみたいなことしてひょうきんもの?になってみたり、誰かが困ってるときに助けてあげれば好かれるかな?って思って、ポーチに絆創膏・綿棒とかペンケースにホチキス・糊とかを人に貸すために持ち歩いたりとか。ずっとそんなネガティブな思考があって。

 

だからこそ、恋愛依存の話になるけれど、傍から見てえーちょっとその人は…って思うような人でも、好きって言ってくれれば好きになっちゃう(こんな自分なのに好きになってくれてる…!)→もちろんうまくいかなくなり別れる→また孤独感に苛まれる→またおかしな人と付き合う の繰り返しをしたり、自分を押し殺してまでモラハラ気質の人と付き合って共依存の関係になっちゃったり。

完全に自己肯定感の低さから来てる行動だったよね~今考えれば。

 

 

あと、買い物依存については、振り返るとほんと些細なきっかけだったんだけど、お客様だと店員さんから特別扱いされるから(客なんだからあたりまえだけど)、それが嬉しかったんだよね、たぶん。

自己肯定感がドン底ってくらい低いから、感謝されたりすることに快感を覚えたんだよね。

人も仕事もそうだけど、こっちがどんなに頑張っても期待はずれな結果になることも多いじゃん。

けど、買い物って裏切らない(?)。詐欺なら別だけど、ネットショップにしても、買ったら絶対商品は届く(そのぶん金無くなってるけど)し、ありがとうって感謝もされる。

それに、いろいろなものを持っていれば持っているほど、人から尊敬されたり、一目置かれるのかもとも思ってたハートブレイク

 

 

よくある、どうしたら貯金ができる?みたいな読み物とか本とか体験談とかあるけど、どれを読んでも自分がうまくいかなかったのは当たり前だと思うんだよね~。

依存症の人って意思が弱いと思われがちだけど、実は逆でものすごく強くて、だからこそ生半可な気持ちじゃ変わらない。

自分の根底には劣等感とか自己肯定感の低さがあって、それは「レシートは捨てないでとっておく」とか「買ったものをいる・いらないで仕分けしてムダを数える」とかあるけど、こんなんじゃ治らない。

自分は物を買ったりして自己肯定感を補ってたから、それがなくなるってものすごくストレス雷

日々不安だし、すぐにあれ買いたいって頭にでてくるもやもや

って言ってももういい歳なので、じっくり考えてこれはいるか、いらないか(ほぼ9割がいらない)を判断できるようになってきたんだけれど、それでもたまに衝動的に少額のものを買ってるときあるドクロ でも、前よりは確実に頻度は減ってる。

それに、いくら物を買っても劣等感やコンプレックスは消えないことも学んだので、それならコンプレックスの根本を消す(勉強や整形など)ことにお金をかけたほうがいいと思うようになって、最近はそっち方面にお金を使うようになったなあ流れ星

 

どうしてこんなに自分の自己肯定感が低いんだろうな~って思うことあるけど、やっぱり子供の頃に肯定の言葉より、「それじゃだめ!」とか「あ~もう、だから違うって!」みたいに否定の言葉をかけられることが多かったからなのかなと感じる。

親としてはそんなつもりなかったんだろうけどね。

アラサーになっても劣等感に苛まれつつ、人と比べて落ち込むことを繰り返してるから、やっぱり子供の頃の環境って重要なんだと感じるわ。三つ子の魂百までじゃないけど、いくつになってもずっとモヤモヤが残ってる。

もし自分に子供ができたら、自分みたいにはならないように気をつけて言葉とかかけていきたいと感じましたショボーン

 

 

は~重て~w

こうやって書いてるといつもネガティブな感じの人っぽいけど、多分友達が読んでも「嘘っしょww」って言うくらい、いつも割と明るい感じの見た目&性格なんだけどねコーヒー

普通に友達と集まって女子会~ラブラブとかやるような女ですし…。

でもきっと、見た目ではわからないだけで同じように悩みを抱える人ってたくさんいるんだろうな~