2冊目:嘘を愛する女 | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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嘘を愛する女

岡部えつ

2019/01/08

 

 

★ひとことまとめ★

長年一緒にいた人が身分詐称していた時の衝撃…

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】
大手食品メーカーに勤め、業界の第一線を走る
キャリアウーマン・川原由加利(演:長澤まさみ)は
研究医で優しい恋人・小出桔平(演:高橋一生)と
同棲5年目を迎えていた。
由加利が結婚を意識し始めたある日
桔平はくも膜下出血で倒れ、
意識不明の状態で病院へ運ばれてしまう。
訪ねてきた警察官はさらに由加利に衝撃の事実を告げる。
桔平の所持していた身分証類はすべて偽造で、
職業はおろか名前すら、すべてが「嘘」だったというのだ。

「あなたはいったい誰?」

騙されていたショックと、
彼の正体への疑問を拭えない由加利は、
私立探偵の海原(演:吉田鋼太郎)に依頼し、
桔平の身元調査に乗り出す。
やがて、桔平が書きかけていた700ページもの小説が見つかる。
そこには、誰かの故郷を思わせる描写や
幸せな家族の姿が描かれていたのだった。
小説の舞台が瀬戸内海のどこかであることをつきとめた由加利は
桔平の秘密を追うことに・・・・・・。
なぜ桔平はすべてを偽り
由加利を騙さなければならなかったのか。
そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける
「名もなき男」の正体に辿り着くことができるのか―。

 

 

【感想】

ほとんどAmazonの内容紹介に内容が書いてあるww

映画化したとき気になっていたけれど結局見なくて、AmazonのPrimeReadingにあったので読んでみました。

 

もし自分が5年付き合っている人が、身分詐称をしていて、どこの誰なのかもわからなかったら。

これほど不安なことってないし、自分がとてもみじめになるよね~。

興信所の海原との会話で、

 

「大切な人なら、どんなことだって、信頼して打ち明けるんじゃないですか」

「いや、そんなことはありません。誰だって、人を傷つけないために、小さな嘘をつくことがあるでしょう。

それが大切な相手だったら、なおのことだ。傷つけるとわかっていることを打ち明けるのは、未熟な人間の甘えですよ。」

 

って部分があるんだけれど、まさしくそうだと思うんだよね。

すべて打ち明けることが正しいこととは限らない。

相手のことを傷つける内容ならば、黙っていることもやさしさ

なんじゃないかと。

 

でもね~5年も騙されていたら、それがやさしさって思うより「騙された!!!」って感情が先に来てしまうのは仕方ないよね~。

 

お話を読んでいけば、なぜ彼が素性を隠すことになったのか、彼の後悔や葛藤や、彼は本当はどうしたかったのかが書いてあるんだけれど、いつか彼が目覚めて、ハッピーエンドになってほしいなと願ってしまった。

 

 

この本を読み終わって数日したある日、かつての元彼から連絡が来ましてスマホ

要約すると、

「私と付き合っていた時、別の女性とも付き合っていた。その人と結婚をした。奥さんを幸せにするためにあなたの連絡先を消します。」

といった内容の連絡でして目ハートブレイク

あの、、、私とっくにあなたの連絡先消してました滝汗

 

隠し通せない嘘なら初めからそんなことするなよな~。

知らなければただの思い出にできたのに。

いまさらの懺悔…?自己満ですか…?

しかも別れてからだいぶ経つのにこの人は何を考えて暴露してきたのか……?

奥さんに消しなさいと言われたのかな??

 

まあどんな理由であろうが、隠しとおす度量もない人が、中途半端な嘘をつかないでくれと思いましたハートブレイク

いくら真実だとしても、これを言ったら相手が傷つくとわかるだろう。これこそ本当に、

「傷つけるとわかっていることを打ち明けるのは、未熟な人間の甘え」だと思った、私は。

もう二度と奥さんも、他の人も傷つけることをしないでどっかで幸せに生きててください手