出版禁止
長江俊和
2018/11/10
★ひとことまとめ★
人それぞれいろんな解釈ができると思います!
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
なぜ「心中事件」のルポは、闇に葬られたのか――あの「放送禁止」の監督は、小説書いても、凄かった! 題材は、ある「心中事件」。死ぬことができなかった女性へのインタビューを中心に構成されたルポ「カミュの刺客」は、なぜ封印されたのか? 熱狂的中毒者続出の「放送禁止」の生みの親、長江俊和が放つ、繊細かつ大胆なミステリ。先入観を投げ捨てて、禁じられたこの世界へどうぞ。こんなに何度も「驚愕」できる本、滅多にないです!
【感想】
ブランチの本で紹介されていたけれど、全然前知識ナシに読んじゃったから、前知識仕入れておいてからのほうが面白く読めたかもなあ。
ドキュメンタリー作家の熊切敏と、その秘書であり不倫相手の新藤七緒の心中事件について、ルポライターの若橋呉成が真相を追っていくお話。
インタビューを含めた取材部分と、草稿部分、その後をまとめた「カミュの刺客」部分と、「カミュの刺客」出版にあたって 部分で構成されているんだけれど、アナグラムだったり、いろいろな伏線であったり、読み解こうと思って読んでいくととても読み応えのある作品。
というのも、全然読み解こうと思わず読んじゃったから、気づかなかったんだよね…私…
ただただ「ほー」と思って読んじゃって、終盤でなるほど…って理解はできたけれど、この本はそんなストレートに読むものじゃないだろうと思い、いろんなひとの考察ブログを読み漁った…。。
□□とか、そういう部分もわざとだし、仮名だってアナグラムだったし、特にうわ~って思ったのは、生首の七緒とのやり取り。確かに、生首とのやり取りですね、これは…という書き方。
何度も読み返して、拾わずにスルーしてしまった伏線を拾い直して、なるほど!と理解するという…。
話の内容はよかった!でも、書いてしまうと本当にネタバレになってしまうから書きません!取り敢えず、読もうと思っている人は一つ一つの言葉とかに注意して、伏線探し&回収をしてみてください!私はできなかったけれどww