91冊目:午前0時の忘れもの | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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午前0時の忘れ物

赤川次郎
2017/12/30読了

 

 

 

こちらも本棚整理のために再度読了した本。

学生時代に購入した本。
手に取った理由はカバーが素敵だったため!
 
バス転落事故で湖に沈んで亡くなってしまった死者たちが、1時間だけ、愛する人にさよならを言うために戻ってくるお話。
ストーリーはとてもよくて、亡くなってしまった大切な人と、1時間でいいから最後に話ができたなら…って思えたけれど、
登場人物たちというか、話の流れが非常に良くない。
 
特に、最終バスを乗り損ねて、偶然居合わせることになった女子大生の法子と、ヤクザの下っ端の貢の話。
生きている人たちの感動話?安い恋愛ドラマ?に興ざめしてしまった。
なぜそこで服をぬぐのか?なぜそうなるのか?「私のために生きて!!!」みたいなセリフに一気に冷めてしまった。
 
あとは、ヤクザってこんな感じだよね!みたいなヤクザの設定とか。
児童向け、学生向けだからこんなものでもいいのかもしれないけれど。
 
赤川次郎の本は中学生の頃に大量に読んで、とても読みやすかった記憶があって。
この本を最初に読んだときも感動した記憶があるけれど、やっぱり自分の年齢にあった本を読まなくてはいけないというか、本にも賞味期限のようなものがあるのかな~。
あの時の自分にはあっていたけれど、今の自分には合わないということが往々にしてあるのだと「佐藤さん」と「午前0時の忘れもの」を読んで思った。
 
あと数冊は本棚整理でこういう感想がつづくと思う。