お金が教えてくれること マイクロ企業で自由に生きる
家入一真
2017/12/09読了
・お金と向き合うために絶対やっておかなければいけないことは、まず最低限の生活維持コストを知るということ。(P21)
・「不安だ」「リスクだ」と言うのは何が本当にリスクなのか、
何が本当の不安なのかを見極めずにただ闇雲に言っているだけ。
それはもうやめよう。失敗したって死ぬわけじゃない。
「お金がない」という状況に出くわしたら、まずは自分の最低コストを知って、そのお金を稼ぐためにどうするか、どう動くのかをじっくり考えてみる。(P24)
・お金の「ある・ない」の違いって、人生における取り得る選択肢の違いかもしれない、と改めて思う。
「何かをしたい」とか、「何かが欲しい」と考えた時にその取り得る選択肢が違うだけ。
例えば、お金があることで「時間を買える」。
移動する時にタクシーという選択肢ができる。(中略)
他に、何かを買おうとした時に金額を考えずに欲しいものを買えるということも大きい。(中略)
「あの時、お金があったら」と後から後悔してほしくない。
なぜって、「あの時」の過ぎ去った時間は、後からいくらお金を払っても買い戻すことはできないのだから。(P32-35)
・欲しいものがすぐに手に入る仕組みがあったから、盲目的に、
物欲に支配されてきたのかもしれない。
例えばクレジットカードって、今お金がなくても欲しいものが手に入るという悪魔の仕組みだよね。(中略)
この魔法の仕組みが生まれて以来、僕たちは財布からカードを1枚取り出すだけで、未来の自分を犠牲にしてきた。(P50)
・何事も体験に勝るものはないから、まずは自分でやってみること。
そして自分でできないことはお金を使って買ってみる。
これがある意味贅沢で粋な、今のお金の使い方かなと思っている。(P63)
・「何もしない」ことは、もはやリスクでしかない。
やりたいことがあるなら、一日でも早くやる。
そこが嫌なら、一刻も早くそこから逃げ出す準備をする。
何もしないで、愚痴を言い続けたり、何かを期待したり、何かが変わるのを待っているなんて、リスクでしかない。
組織や場を変えられないのなら、自分が変わったほうが手っ取り早い。(P99)
・人間って「やれない理由」をいくらでも思いつくもので、
自分は開発ができないからとか、地方に住んでるからとか、忙しいからとか、いろいろな理由をつけては動かない。
そんなこと言ったら何もできないから、やれない理由をむしろ利用してやるぐらいの考えで発想すると、結構アイデアが出てくるもの。(中略)
自分がちょっとでも「自分なんて…」とやれない理由を口に出すようになったら、それをチャンスと考えて、その理由をひっくり返すにはどうしたらいいか考えてみると良い。大きければ大きいほど、ひっくり返ったときの効果は大きいはずだ。(P128)
・みんな、何かやる時に考えすぎている。
僕から見たら、やらなくていい理由、やれない理由を自分で勝手にいっぱい作っているようにしか見えない。(P171)