ショートショート列車
田丸雅智
2017/12/09読了
【感想】
都道府県ごとの、ファンタジーな感じのショートショート作品。
特にいいなあと感じたのは、
・埼玉 桜色の絨毯
秩父の芝桜のお話。品種改良をしてお家の絨毯として
ひけるようになった芝桜。
春には桜色、夏には緑の葉、秋~冬と徐々に枯れていくけれど、
春にはまた…
寝っ転がるだけでお外にいるような気持ちになれるなんて、
贅沢だな~。ほしいなあと思った。
東京は、
・東京 虎柄の
ちびくろサンボの、トラがバターになるから来ているお話。
あのギュウギュウの山手線がバターになったら、
さぞかし大変だろうな~!
天井からバターがたれてきて、それで朝ごはんなんてなんか
かわいい
島根のお話も楽しかった。
・島根 出雲の神々
神様は1年に一回、みんな出雲に集まってきて、
その期間は神無月というけれど、
神様もIT化が進んで、WEB会議で済むようになって、
神無月から神在月になっていく。
田丸さんのショートショートは可愛らしいお話が多いし、
読み易い!
でも、星新一のほうがやっぱり好きだなあ><