コロナで見えてしまったもの | 子宮摘出したSLE患者  Ms.Meの日常

子宮摘出したSLE患者  Ms.Meの日常

 
なんとか暮らせてはいるけど、
病気を持っているからこそ気づくこと、多分、病気を持っていない人も気づくであろうこと等々…
ネコの話も交えつつ書いていきたいと思います

自分がアップしているブログ、

コロナ関連の嫌な内容が多くなっています。

今回も、そうです。

こんなところに書いても何の解決にもならないのに。

暗い内容ですいません。

 

ウチの隣には高齢の女性が1人で住んでいます。
何度も腰を手術していて、痛みをこらえながら杖でやっと歩けるという状態です。

今日、玄関を出るとその女性にバッタリ会いました。
いつものように挨拶して立ち去ろうとしたら、

唐突に、

「政府のマスク、届いた?」
と聞かれました。

 

先週末に届いていたので、そう伝えると、今、1階にあるポストを見て来たが入っていなかったとのこと。

 

ウチのポストと女性のポストの違い。
カギがかかっているかどうかー。

 

女性のポストは誰でも開閉できる状態でした。

 

盗まれた

のだと思います。

 

こんな大変な時に、こんな酷いことをできる人がいるとは。
もう、本当に頭にきました。
あろうことか、

たった一人で生きている障がいのある高齢者から盗むとは!

 

「(マスクは)今している、この1枚しかないの」
と、女性は今にも泣きそう。

 

ウチに届いた政府のマスク、
あげました。

 

物凄く喜んでくれ、何度もお礼を言われました。
でも私の方は、盗んだヤツが許せず怒り心頭。
本当に頭にくる!

 

身近なところで起きた「コロナで見えた人間性」に呆れ、怒りまで覚えたのはこれだけではありません。

 

特にマスクに関連して、

「マスクのストックあったらシェアして」と言わんばかりに詰め寄る健康な同僚。
この同僚はトイレットペーパーの買い溜めもしていました。

そして、
普段、電話なんてかけてこない健康な従姉には、突然の連絡でマスクをせびられました。

 

2人とも、母と私の病気のことを知っている人達です。

だからこそ、ウチならストックがあるだろうという軽い気持ちで声を掛けてきました。

 

皆が非常時であるという時も、

自分の努力・我慢なしで、乗り切ろうと考える人達。

コロナで分かってしまった人間性に

悲しいというか、残念というか、憤りも含むやるせない気持ちになります。


自分を守ることに必死過ぎて、周りに迷惑までかけるって?
今回は、盗みまで働いて!

 

長期化すると言われているコロナ。
母の肺の状態と私のSLE は、どこまで感染せずにいられるのか?
毎日毎日、気持ちが休まる日はありません。

せめて、健康な人達からの余計なイライラをもらわないよう、体調維持に集中して過ごしたいです。

 

過ごさせてくれ~。