楽が最適解ではない。 | やんしんブログ(数学教師@NZ)

やんしんブログ(数学教師@NZ)

計算と英語が苦手だったのに、今は英語で数学を教える数学教師。
奥さんはNZ人。
波乱万丈な人生の記録始めました。
#教育 #国際結婚 #数学 #英会話 #教師 #熱血教師 #ニュージーランド #ギランバレー症候群

数万年ぶりにブログを書いてみようと思い立った。

 

長女は友達の家に遊びに行き、次女と嫁さんは協会に。

自分一人の時間ができたので、洗濯を三回して、芝刈りをした。

それで以前なら半日が過ぎてしまった。

でも、今はブログを書く時間がある。

 

と言うのも、実は家を買って、以前の家よりも庭が小さくなり、少しは天日干しもしているが、衣類乾燥機を買ったため、基本は洗濯したらそのまま乾燥機に放り込み、干す時間が半減。

 

家を買ったのは3週間前。

そこからガラッと生活が変わった。

今、まだまだ新たな生活になじむために奮闘中だが、1950年代から一度もリノベされていない前の教員住宅の生活からすれば、生活の質はずいぶん向上した。

 

毎日素敵な家で暮らすことで幸せを感じることも多い。

だからと言って、すべての面で上回っているかと言うと少し疑問。

例えば、前の家は庭が広すぎて、3時間しても芝刈りが終わることはなかったが、今は1時間もあれば芝刈りは終わる。

その空いた時間を利用してブログは書けるが、芝刈りをした後の満足感は圧倒的に前の家の方が高かった。

 

洗濯ものも、洗濯紐のどの部分が一番乾きやすいか、今干している洗濯物の次の洗濯はどの隙間に入れればいいか、など考え洗濯物を干していた。今はそのまま乾燥機に入れたり、少し天日に干して、ちょっと乾いてきたら、乾燥機に入れて30分程度したらもう衣類はふわふわのカラカラ。

効率よく、さらに気持ちよく衣類を乾かすことができるのは今だが、全部何とか乾かし終わった時の満足感は昔の方が圧倒的に上。

 

何が言いたいかと言うと、楽と人生の満足度は、必ずしも比例関係にあるというわけではないという事。

 

ここでちょっと仕事の話を書いてみる。

日本でも、手のかかるクラスほどかわいくなる、と言うのはよく言われている。

 

全てがパーフェクトだからいいというわけではないんですよね。

 

僕は、人生において、どう時間を過ごしたか、が最重要だと思っている。

で、いい時間の過ごし方は「満足度」に密接に関係している。

満足度の高い時間をいかに長く過ごすかで、いい人生が送れるかどうか決まると言っても過言ではない。

 

じゃぁ、満足度ってどこに?

全てではないが、物事を達成した時得られることが多い。

長い時間かけて芝を刈り、キレイになった庭を見る。

角度や風向き、日光の当たりぐ合いを考えて洗濯物が全部乾いた時。

やんちゃな生徒が、最後には笑顔で勉強に取り組むようになった。

これを考えてみると今現時点でのマイナスと言うのは、決してネガティブな事ではないのでは、と思っている。

 

今、僕がいる数学科は、厳しい状況にあります。

スタートはよかったのですが、頼りにしている主任の定年退職がここにきて大きく響いている。

もしかしたら、チームが散り散りに。

今、正直、数学の先生方を集めるのは本当に大変なんです。

 

チームが落ち着かない状況で学校の近くに家を買ってしまった自分w

僕だけ逃げられない状況に・・・。

 

空いた主任のポストには誰が?

う~ん。

 

僕には経験がまだ足りない。

数学教師としての経験は誰よりもあるかもしれない。でも、ニュージーランドでの数学教師としての経験は本当に浅い。まだまだ知らないことだらけ。さらに来年、指導要領の大規模な変化が・・・。

今主任になったら、本当に大変で、本当にストレスが大きくなる。

でも、今のポジションにいれば、安全なところで、生徒から人気の数学の先生として、ずっと仕事をしていられる。

 

そんな事を考えている中、長女とスラムダンクの映画を見に行った。

日本に帰国している時に見逃したやつ。

一度壊れてしまった。

誰もいなくなってしまったところからチームを立て直すにはかなりの苦労が必要だろう。

でも、自分が主任になって強いチームが作れれたら、かなりの満足度が得られますよね。

 

パーフェクトな先生の寄せ集めではないけど、それぞれ切れ味の鋭い武器を持った小数先鋭。

湘北高校バスケ部のような。

麦わらの一味のような。

そんなチームを作れたら、と考えながら、半分不安かかえ、半分興奮しながら今年の後半を迎えています。

 

来年はもしかしたら、僕もひと暴れするかもしれません。

 

めったに更新しないブログですが、ちょっと気にしてたまにはチェックしに来てください。

 

それではみなさん、よい日曜日を!