日本は牛舎がありますが、ニュージーランドは完全放牧。
ある一定の区域の草が全部食べられたら、牛の群れをまた違う区域へ移す。
その牛の移動もなかなか難しい。
移動途中に一頭逃げ出す。
生徒は追いかけるものの、牛のほうが足が速い(笑)
頭を使って追い込まないと、なかなかうまく行かない。
電気が通ったワイヤーの扱いも慎重にしないといけないし。
また、仔牛たちの移動も割と一苦労。
ここのゲートを開けて、こっちを閉めて、あとはここを半開きにして誘導して…などなど。
そしてここの場所に牛を連れて行く。
これが高校の授業で経験できるのはすごい。
僕も知らないことばかりで勉強になる。
しかし…仕方ないこととは分かっていても、牛は生まれてからすぐにお母さんと引き離される。
お母さんが子供を呼んでいる姿が、なんとも心を痛ませる。
きっと戦時中の家族たちも、こうやって引き離される辛さを経験しているのだろう。
そう思うと、家族で一緒に食事ができることがどれだけ幸せかよくわかる。
今日も家族で机を囲んで朝食をとりました。
こういう時間を大切にしよう、と気づかせてもらえる大事な人生の一コマでした。