農業を見て、家族との時間の大切さを学ぶ。 | やんしんブログ(数学教師@NZ)

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計算と英語が苦手だったのに、今は英語で数学を教える数学教師。
奥さんはNZ人。
波乱万丈な人生の記録始めました。
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昨日、農業の授業で、牛の移動を習った。

日本は牛舎がありますが、ニュージーランドは完全放牧。
ある一定の区域の草が全部食べられたら、牛の群れをまた違う区域へ移す。

その牛の移動もなかなか難しい。

移動途中に一頭逃げ出す。
生徒は追いかけるものの、牛のほうが足が速い(笑)

頭を使って追い込まないと、なかなかうまく行かない。

電気が通ったワイヤーの扱いも慎重にしないといけないし。

また、仔牛たちの移動も割と一苦労。

ここのゲートを開けて、こっちを閉めて、あとはここを半開きにして誘導して…などなど。


これは仔牛にミルクを上げる器。

そしてここの場所に牛を連れて行く。


これが高校の授業で経験できるのはすごい。
僕も知らないことばかりで勉強になる。

しかし…仕方ないこととは分かっていても、牛は生まれてからすぐにお母さんと引き離される。

お母さんが子供を呼んでいる姿が、なんとも心を痛ませる。

きっと戦時中の家族たちも、こうやって引き離される辛さを経験しているのだろう。

そう思うと、家族で一緒に食事ができることがどれだけ幸せかよくわかる。

今日も家族で机を囲んで朝食をとりました。

こういう時間を大切にしよう、と気づかせてもらえる大事な人生の一コマでした。