離婚をし、家を出た私は実家に戻りました。
出戻り、とは、何も女性にだけ言えることではありません。
男の私も立派な出戻りです!(笑)
さて、これからは気を取り直して生活を立て直していかなければいけません。
新たな仕事先を探し、毎月10万以上の返済をしながらもしばらくは生活をしていました。
その時の給料は毎月手取りで20万円ほどでした。
毎月15万円程度の返済をすると、5万円しか残りません。
しかも、子供が二人いましたからその養育費も払わなくてはいけません。
すると、手元に残るのはたった数万円という状態です。
これでは、何もすることができません。
加えて、世の中は不景気、しかもすでに歳は40でしたから、条件のいいところなど見つかりません。
ましてや、営業に携わっていたので資格など何もありません。
だからこれで我慢するしかないと考えていました。
まあ、今考えてみれば視野が極端に狭かったのでしょうね・・・
そして、あるとき街中にある看板を見つけたのです。
年齢制限なし、しかも給料は30万円以上と・・・
〝よし、ここで働けば、なんとか借金を返せるぞ、しかも自分がやってみたいと思うこともできる〟そう考えた私は、まずはそこに電話をかけて働く許可をもらう前に、何と仕事先に退職願を出してしまったのです。
まあ、後先考えずにやってしまってから後悔する、いつもと同じパターンです・・・
そののち、人生で最も最悪な出来事が起こるなど、この時知る由もなかったのです!
さて、無事退職した私は、早速看板にあった場所に電話をかけました。
しかし、そこで何と年齢制限で断られてしまったのです。
〝おいおい、年齢制限なしって、あったじゃねえか?ありゃ嘘か?〟と怒りをぶつけても仕方ありません。
まあ、もしも本当にやりたければ土下座してでも、押しかけてでも採用を取り付けることもできたと思います。
でも、私はあっさり白旗を掲げ、降参~
まあ、1ヶ月間は前の仕事先の給料で何とかなるとしても、翌月からはどうしてもお金を手にしなければなりません。
じゃないと借金を返せなくなりますから・・・そこから40歳の就職活動がまた始まったのです。
そんなとき目に入ったのが〝裏サイト〟いわゆるダークな職業を扱っているサイトでした。
あなたも一度は耳にしたことがあると思いますが、たとえば病院の治験、いわゆる被験者を募集していたりするサイトです。
そして、私はそこを利用したために警察に捕まったのです!
詳細は、あまりにも過激すぎるために割愛させていただきますが、犯罪名は詐欺です。
簡単に言ってしまえば、他人のお金を騙し取った罪です。
あの時のことは、逮捕の瞬間は今でもハッキリと覚えています・・・
また、これは何かの間違いだ、間違いだから簡単に帰してもらえるだろうとタカを筒っていたのです。
しかし、それが現実だとわかるまでにはさほど時間はかかりませんでした・・・
その日から、私の留置所生活が始まったのです。
人間落ちるのは簡単です・・・
でも、落ちて初めて普段の何気ない生活がいかに幸せだったのかを思い知るのです・・・
当然、親にも迷惑をかけました。
当たり前ですよね、だって息子が警察に逮捕されたのですから!
親は私が借金を背負っていることは、もちろん知っていました。
でも私が捕まったということは、当然借金を返せないことを意味しています。
親に弁護士を頼み、自己破産の道を選ばざるをえませんでした。
幸いにも、執行猶予付きの実刑判決で済みましたから刑務所行きだけは免れました。
それでも、警察の留置所と拘置所暮らしで半年は拘留を余儀なくされたのです。
そして、今でも刑事さんの言葉は残っているものがあります。
それは、〝一度罪を犯したものは、また罪を犯す可能性が高い〟ということです。
実際に私がいた留置所では、主に薬物(つまり麻薬やマリファナでした)で捕まった人が多かったのです。
あなたも芸能人の薬物逮捕をよく耳にすると思いますが、とにかく何度捕まってもまた薬物に手を出す人が多いのです。
私がいた同室の人も薬物で捕まってきたのですが、前科三犯という、もう薬物のエキスパートみたいな方でした。
その方は、実は三日前に刑務所を出て、そしてまた捕まってしまったというのです。
三日前まで刑務所にいて、出所して三日ですよ、三日!
それでも薬物に手を出してしまう、また罪を犯してしまうのですから、再犯の可能性が高いというのも頷けます。
と、普通であれば、離婚もし、警察に捕まり、自己破産もしたともなれば、これに懲りて、もう二度とギャンブルなどするまい、となるはずですが、いやあ、そこは私です!
まだまだ、その続きがあるのです(笑)