【自然観察】セミのゆくえ | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

7月に入り、ぽつぽつとセミの抜け殻を見かけるようになりました。

 

この近くでは、まだセミの声は聞こえてきませんが、夏らしい騒がしさ、

あるいは、岩にしみいる静けさを感じさせてくれるようになるのも、もうすぐでしょう。

 

今回、見つけたセミの抜け殻、よく見ると...

下に成虫のセミが...!

 

抜け殻の主でしょうか。

それともたまたま近くにいただけでしょうか。

 

一昨年、抜け出たばかりのセミの写真を撮ったことがありますが、

その時はもっと半透明に近かったので、出てきてから時間は経っているようです。

 

さて、昆虫には「完全変態」と「不完全変態」があります。

セミはどちらでしょうか?

 

セミの幼虫は土の中から出て木に登り、「羽化」します。

なので「サナギ」の時期がありません。

 

カマキリやバッタなどのように、生まれた時から同じ形、ではありませんが、

「完全変態」と「不完全変態」は、「サナギ」の時期のあるなしなので、セミは「不完全変態」です。

 

では、トンボは? チョウは? テントウムシは?

良く知っているつもりの身近な昆虫でも、こうやって考えてみると面白いですね。

 

上手く見つけることが出来たら、それぞれの写真を撮って一覧にすると、立派な自由研究になりますよ。