7月に入り、ぽつぽつとセミの抜け殻を見かけるようになりました。
この近くでは、まだセミの声は聞こえてきませんが、夏らしい騒がしさ、
あるいは、岩にしみいる静けさを感じさせてくれるようになるのも、もうすぐでしょう。
今回、見つけたセミの抜け殻、よく見ると...
下に成虫のセミが...!
抜け殻の主でしょうか。
それともたまたま近くにいただけでしょうか。
一昨年、抜け出たばかりのセミの写真を撮ったことがありますが、
その時はもっと半透明に近かったので、出てきてから時間は経っているようです。
さて、昆虫には「完全変態」と「不完全変態」があります。
セミはどちらでしょうか?
セミの幼虫は土の中から出て木に登り、「羽化」します。
なので「サナギ」の時期がありません。
カマキリやバッタなどのように、生まれた時から同じ形、ではありませんが、
「完全変態」と「不完全変態」は、「サナギ」の時期のあるなしなので、セミは「不完全変態」です。
では、トンボは? チョウは? テントウムシは?
良く知っているつもりの身近な昆虫でも、こうやって考えてみると面白いですね。
上手く見つけることが出来たら、それぞれの写真を撮って一覧にすると、立派な自由研究になりますよ。