3月19日14時から、ZOOMにてLIVE配信した、タック先生の「オンライン・サイエンスショー」。
今回は『「くうき」であそぼう』の第2回です。
第1回は簡単な実験でしたね。
今回の実験も、家で簡単に出来るものを用意しています!
お子様と一緒に、おうちで科学実験を楽しんでみませんか?
前回は、風船に空気を入れる、空気に重さがあることを知る、という実験でした。
今回は、この空気の重さを使って、モノをくっつけてしまいます!
<実験ナンバー3>
※ これは火を使うので、必ずおうちの人と一緒に行ってください
【タイトル】簡易版マグデブルグの半球
【用意するもの】フチのついたステンレスボウル2つ・工作用紙・脱脂綿・アルコール(できれば燃料用)・工作用紙・ハサミ・チャッカマン
【実験手順】
- 工作用紙を、ボウルの大きさより少し大きめに切り、縁より内側くらいで丸く切る
- 工作用紙を水でぬらし、ボウルの上にかぶせる
- 脱脂綿にアルコールを含ませ、ボウルに入れる
- 脱脂綿にチャッカマンで火を点ける
- もう一つのボウルをぴったりとかぶせる
- ボウルが冷めるまで待って、ボウルを両側から引っ張ってみる
アルコールは、入れすぎないでください。量の調整のための脱脂綿です。
また、失敗することもあります。その場合は理由を考え、再度チャレンジしてみてください。
水が乾いてしまうと離れやすいです。
上手くいくと、ぴったりくっついて離れなくなります。
1654年、ドイツのマグデブルグ市長だったオット・フォン・ゲーリケは、
2つの金属半球と、自分で考案した真空ポンプを使って、
半球をくっつける実験を行いました。
この球は、両側から8頭ずつ、計16頭の馬で引っ張ってようやく離れたそうです。
さすがにこの実験は、火を使う実験になるので、もっと簡単な実験を行いましょう。
<実験ナンバー4>
【タイトル】真空のチカラ
【用意するもの】吸盤(新しいものを使う)・ダンボール箱
【実験手順】
- 吸盤をダンボール箱に押し付ける
- 持ち上げる
(写真は、押し付けやすいように、ダンボール箱にクリアファイルを貼っています)
吸盤をギュッと押すと、中の空気が抜けますね。
中の空気が抜けることで、外からの空気の力が働くようになります。
これは、吸盤型フックでも同じことです。
うまく空気を抜くと、かなりの重さを吊り下げることが出来ますし、
空気が入ってしまうと、とたんに落下します。
さぁ、もっと簡単な実験に行きましょう。
<実験ナンバー5>
【タイトル】コップ持ち上げ実験
【用意するもの】プラスチックコップ・いらなくなったクリアファイル・ハサミ・両面テープ
【実験手順】
- クリアファイルをプラスチックコップより少し大きめに切る
- 真ん中に両面テープを貼る
- コップにそっとかぶせ、両面テープに指をつけて持ち上げる
ご紹介はクリアファイルを使いましたが、ゴムシートでやっても面白いです。
サイエンスショーでは、小さなゴムシートをお配りしています。
また、持ち上げのところは、両面テープ式のフックを使っています。
これも、先程と同じ原理。
中の空気が少しなくなり、ぴったりとくっつき、外からの空気の力が働くことで、コップを持ち上げることが出来るのです。
次は、水を使った実験を行います。
その前に、キッズアース播磨町校から過去に配信した、マグデブルグの実験、コップ持ち上げ実験をご覧頂きましょう。
【マグデブルクの半球 作り方編/実験編】
【コップ持ち上げ実験】
さて、この記事は、ZOOMを使って、3月19日14時から配信した実験に基づいています。
ZOOMは、スマホでもPCでも、リンクにアクセスするだけで、会議などにリアルタイムで参加出来るシステム。
今回、この場を提供してくださった「こねくとらいん」さんは、様々な「好き」や「特技」を持った人たちの世界をWeb会議ソフトZoomを使って皆さんとシェアしあうコンテンツ。