【鉄をつくる】たたらの里学習館@千種町① | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

先日、「西播磨フロンティア祭」にてブースを訪れたご縁で、

兵庫県宍粟市千種町(しそうし ちくさちょう)にある、

たたらの里学習館」に足をのばしました。

 

たたら」とは古来の製鉄技法のこと。

もとは「ふいご」の意味ですが、製鉄技術そのものを指す言葉へと広がっていったようです。

 

たたら製鉄には砂鉄を使うのですが、兵庫県の西播磨地域を流れる千種川流域では良質の砂鉄が採れるため、「播磨国風土記」の時代から、質の良い鉄がつくられていたそうです。

 

 

各地の「たたら場」に祀られる「金屋子(かなやご)神」と言う神様がいらっしゃるのですが(本社は島根県安来市:金屋子神話民俗館)、この祭文の中に「宍粟に神が降り、鉄鍋を作った。その後、出雲に去った」という内容が謡われているそうです。

 

 

この地でも、たたら製鉄は続けられ、この地で作られた鉄を「宍粟鉄(しそうてつ)」と言い、中世には西にある備前長船(びぜんおさふね)へと運ばれ、刀匠達に重宝され、日本刀へと鍛えられていきました。

 

 

次は、「」の作り方を見ていきましょう。