【単位のひみつ】k(キロ)の正体 | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

重さや大きさの単位の中で、「k(キロ)」という文字が出てくることがあります。

キログラム」「キロメートル」「キロバイト」などですね。

 

この「k(キロ)」は「1,000」を意味する言葉です。

1,000」は英語で「thousand」。なのに「k」?と思われた方もいるかもしれません。

この「k」は、ギリシア語から来ているため「t」ではなく「k」なのです。

 

なので、「1キログラム」は「1グラム」の1,000倍、「1キロメートル」は「1メートル」の1,000倍となります。

もう少し大きな数でも見てみましょう。

 

記号 読み 綴り 英語 日本語
1,000 k キロ  kilo thousand 一千
1,000,000 M メガ mega million 百万
1,000,000,000 G ギガ giga billion 十億
1,000,000,000,000 T テラ tera trillion 一兆

 

通信や記憶メディアの容量が増えたことで、「メガ」はもちろん、「ギガ」や「テラ」を目にすることも増えましたね。ただし、「バイト」数を表す場合は、少しこの数字通りにはなっていないので、注意が必要です。

(※ wiki「メガバイト」参照)

 

日本語の感覚からすると、なぜそこで区切るのだろう、と思ってしまいますね。

 

これについては、以前「【英語と算数】なぜ日本語で大きな数字を読むのは難しいのか?」という記事で詳しく書きましたが、英語(をはじめとしたヨーロッパ言語)が、3桁ごとに区切って読むルールなのに対し、日本語・中国語など漢字文化圏では4桁ごと区切りで読むルールなので、ここでズレが生じてしまうのです。

 

デシリットル」の「デシ」、「ミリメートル」の「ミリ」など、他にも調べてみると、イメージが広がりますよ。