松下幸之助さんが、面接の最後で聞いていた質問
「あなたは運が良いですか?」
受験生にとっても、とても大事な問いかけだと思います。
世の中には、ものすごい実力があって、東大に合格する人もいますが、
そうではない東大生に東大に合格できた最大の要因を聞くと、
ほとんど「運が良かったから」と答えるんじゃないかなぁ、と思います。
東大の倍率は約3倍で推移しています。
つまり、極端に言えば、受けさえすれば、三人に一人は合格するのです。
一握りの実力者と、一握りの記念受験者を除けば、合格と不合格は、まさに紙一重。
みんなそれなりに準備して試験に臨む以上、
これを分けるのは、「運」なのだろう、と思うわけです。
実は、「運」というのは、「考え方」でもあります。
「禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)」で、
何が幸運なのか不幸なのかは、その先を見ないと分からない。
東大に合格したから良かったのか、落ちたから良かったのかだって、
本当はその段階では分かるはずもないのです。
現役だったからこそ学べる先生もいれば、
一浪したからこそ出会える友人もいる。
東大でなかったからこそ、望む学部に行けることもある。
もっと言えば、日本に生まれ、戦渦に巻き込まれることもなく、
食べるものに苦労せずに済み、勉強に専念する時間を持つことが出来る、
少なくとも、このサイトを目に出来ているのならば、
それだけでも本当は、世界から見ればとてつもなく運が良い。
まぁ、とどのつまりは、今ある現状を「運が良い」と肯定できる方が強いのです。
ただし、「運が良いから」と勉強をさぼったり、
成績不振の理由を「運がなかったから」としたり、
「運」を「言い訳」にしてはいけません。
Heaven helps those who help themselves.
「天は自ら助くる者を助く」
一生懸命頑張った、その結果として、
幸運の女神の微笑みを見ることが出来るのです。
その日を信じて頑張ってください。
さて、「あなたは運が良いですか?」
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