森見登美彦先生という作家さんがいます。
本当に面白い作品を描かれる方で、
多くの作品が舞台化、アニメ化されています。
そして、この夏、『ペンギン・ハイウェイ』が映画化。
アオヤマくんの真面目なる日常の中、
街に突如現れるペンギン、
クラスメイトとの思い出、
お姉さんの謎、
森の中の平原に浮かぶ「海」
謎だらけの答えのない世界を
僕たちはペンギンと共に前へ進む。
なぜ、ここでこの作品を取り上げたかというと、
主人公のアオヤマくんの思考プロセスが、非常に論理的で、
科学・勉強のプロセスに沿っているからです。
そして、「アオヤマくんのおとうさん」のヒントの出し方がとても良い。
こういうヒントの出し方が出来るようになりたいと思わせてくれます。
また、NHKの「考えるカラス」で実験のお姉さんをしている蒼井優さんが
アオヤマくんを「科学の子だねぇ」と評する「お姉さん」の声役をされているのも、
クスリと笑ってしまいます。
前段の科学的考察のシーンから、
怒涛のファンタジックなシーンになってからは、
小さい子だと理解が追い付かないかもですねぇ。
いや、かえって感性でついていくかな?
大人の方が「理解」しようとしてついていけないかも。
ラストシーンはとても印象的。
少し不思議な時間を過ごさせてもらいました。
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