かって日本中で見られたコウノトリの
最後の生息地となったのは、兵庫県豊岡市でした。
最後の生息地となったのは、兵庫県豊岡市でした。
野生コウノトリが日本にいなくなる前から、
人工飼育に取り組んできた豊岡では、
平成元年に人工繁殖に成功。
人工飼育に取り組んできた豊岡では、
平成元年に人工繁殖に成功。
平成17年には、コウノトリの自然復帰に向けた放鳥を開始。
現在では日本各地でもコウノトリが目撃されるようになってきました。
北海道や、韓国まで飛来する個体もいるそうです。
これは、豊岡市内の繁殖状況マップ。
それにしても、美しくて大きな鳥です。
翼を広げると2mにもなるとのこと。
コウノトリは、肉食、だそうです。
なんとなく雑食のイメージでした。
見た目はサギやツルに似ている気がしますが、
サギは「ベリカン目」で、ツルは「ツル目」
コウノトリは「コウノトリ目」なのだそうです。
もちろん絶滅寸前までいった「コウノトリ」の話ではあるのですが、
この「いのち」を守るということは、
豊かで多様な自然環境そのものを守る、
ということでもあります。
文化館の中には、それも配慮された展示がなされていました。
「自然との共生」は難しいテーマですが、
「いのち」を大切に思うことは、とても大切な事です。
コウノトリ復活というプロジェクトを通じて、
その大切さに気付かせてくれる
兵庫県、豊岡市の取り組みに、心から敬意を表します。