Q.文学史に時間をかけたくないのですが…(5) | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

最初に言いましたが、「文学史」を学ぶ意味は「日本の文学にはこんな面白い作品がたくさんあるよ。いつか機会があったら読んでね!」ということです。


文学史に「名作」として名を残す作品は、

現代にも通じる「何か」をそれぞれ持っています。


例えば、夏目漱石の「坊ちゃん」なんて、いつ何度読み返しても面白い作品ですし、森鴎外の「高瀬舟」の扱っている主題(テーマ)は、今読んでも考えさせられる内容です。


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こころ/坊ちゃん [ 夏目漱石 ] 山椒大夫/高瀬舟改版 [ 森鴎外 ]


正直、「教科書」や「文学史」で、「読め!」みたいな出会い方をしてしまう作品って、もったいないなぁと思うのです。


ふと読んだら面白かった、作者を見たら志賀直哉だった」みたいな出会いが一番良い。
あるいは「ふーん、この島崎藤村って作家、なかなか面白いじゃん」みたいな。


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小僧の神様・城の崎にて[志賀直哉] 破戒 [ 島崎藤村 ]


「教科書」や「文学史」は、いわば「国語のプロ」からの推薦図書です。

高校の国語の教科書を改めて見てみると、「これをきっかけにこの作家の他の本も読んでみては?」という意図がところどころ感じられます。


面白いかも」と感じた本は、是非チャレンジしてみてください。


教科書に載っているような作品は、たいてい学校の図書室に置いていますから、買う必要もありません。


「名作」だからと肩肘張って読む必要はありません。
むしろ、面白いからこそ「名作」なのです。


皆さんそれぞれが、素晴らしい作品と出会えますことを祈っています。





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