Q.文学史に時間をかけたくないのですが…(1) | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

これから4回に分けて、文学史の勉強の仕方をお話します。
第一回は、平安~室町の文学です。


説明する前に<表1>を見て頂きましょう。


<表1>

表1>


横軸を時間軸として、縦軸を以下のジャンルに分けています。

 ・和歌集(勅撰・個人)
 ・随筆
 ・歌物語・日記
 ・物語
 ・説話集
 ・歴史・軍記


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あの作品は? この作品は? 作者名は書かないの?
等々、様々な疑問はあろうかと思います。

しかし、ここでお話しているのはあくまでも勉強法であって、勉強内容ではありません。


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まぁ、平たい話が、ここで一覧表をダウンロードして、眺めていたって、勉強にはならんのです。
自分で調べて、書いて、完成させてこそ、意味があります


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人間って、不思議なもので、情報量が多い方が覚えられるんです。


「?」と思われたかもしれませんが、例えば好きなマンガでもアニメでも思い浮かべてください。

その登場人物、どれくらい言えますか?


まず思い出せるのは、主人公や、その周辺のキャラクター、ライバル(敵役)、個性的なキャラクターといったあたりでしょう。

何度も登場して、様々なエピソードを纏っているからこそ、思い出しやすくなっているわけです。


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自分で調べて、書いて、完成させる、というのは、「何度も登場させて、様々なエピソードを纏わせる」という行為なのです。


wikiでも辞書でも、調べてみれば、本の内容も、作者のエピソードもたくさん出てきます。


それを調べて目にするという過程が、覚えるための一番の近道になるのです。


それを踏まえて、提示するのは、この<表2>です。


<表2>

表2


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基礎から勉強したい方は、<表2>に、<表1>くらいの書き込みをすることから始めましょう。

逆に難関大学、細かい文学史まで問われる大学を考えている方は、<表1>をベースに、他の気になる作品・作者名を書き加えていって下さい。


実り多い学習時間となりますことを祈っています。

次回は江戸時代の文学のお話をします。




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