Q.文学史に時間をかけたくないのですが…(2) | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

今回は、江戸時代の文学史の勉強方法です。
今回もまず、表を見て頂きましょう。


<表1>


文学史_江戸_表1




覚えることがいっぱいだし、一覧表で覚えるのは大変、という感じですね。


しかし、これに政治史を加えると、かえって覚えやすくなるのです。
<表2>をご覧ください。


<表2>

文学史_江戸_表2



実は、江戸時代の文学史でポイントとなるのは、「元禄文化か、文化・文政文化か」、「寛政の改革でつかまったのか、天保の改革でつかまったのか」という軸です。
あとは、俳句・評論の師弟関係をしっかり押さえること。


これで「覚えるポイント」の整理が出来るわけです。


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時間をかけずに覚えるためには「絶対に覚えなきゃいけないこと」をまず覚えて、基本的な流れを作り、それと関連付けて「覚えた方が良いこと」を覚えるようにしていくと効率が良いです。


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ですので、今回の表も前回同様、基本中の基本のみ記載しています。


覚えることが多そうに見えますが、表の作成を通じて、

知識の整理をしていくと、案外覚えることが少ないことに気付くはずです。


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また、文学史にあまり主要キャラとして出てこない、

蔦谷重三郎」や「大田南畝」なんて調べてみると、

かなり面白い知見が得られるはずです。


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さて、日本史選択者は、この表をどんどん拡大していけば、

時代の流れ」が分かります。

文化史で言えば、美術史とつなげると、つながりが理解しやすくなります。


<表3>

文学史_江戸_表3


今回は割愛していますが、外交史儒学者の流れを書き足すと、

「時代の流れ」への理解が深まるでしょう。


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前回も言いましたが、大切なのは、

自分の手を動かして、自分を納得させてやること。

今回も参考のために、空白版を載せておきます。




文学史_江戸_表5



これにこだわらず、A3の紙を一枚用意して、ざっと表を作ってみると良いです。
足りなかったら、紙を継ぎ足すなり、文字を小さくするなり、自分なりの工夫をしてみてください。


時間をかける必要はありません。
ただ、完成するまで、自分なりの工夫を楽しみながらやってみてください。
きっとあっという間に時間が過ぎて、知識が自分のものになっていることを感じられるはずです。


実り多い学習時間となりますことを祈っています。





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