今回は、江戸時代の文学史の勉強方法です。
今回もまず、表を見て頂きましょう。
<表1>
覚えることがいっぱいだし、一覧表で覚えるのは大変、という感じですね。
しかし、これに政治史を加えると、かえって覚えやすくなるのです。
<表2>をご覧ください。
<表2>
実は、江戸時代の文学史でポイントとなるのは、「元禄文化か、文化・文政文化か」、「寛政の改革でつかまったのか、天保の改革でつかまったのか」という軸です。
あとは、俳句・評論の師弟関係をしっかり押さえること。
これで「覚えるポイント」の整理が出来るわけです。
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時間をかけずに覚えるためには、「絶対に覚えなきゃいけないこと」をまず覚えて、基本的な流れを作り、それと関連付けて「覚えた方が良いこと」を覚えるようにしていくと効率が良いです。
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ですので、今回の表も前回同様、基本中の基本のみ記載しています。
覚えることが多そうに見えますが、表の作成を通じて、
知識の整理をしていくと、案外覚えることが少ないことに気付くはずです。
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また、文学史にあまり主要キャラとして出てこない、
「蔦谷重三郎」や「大田南畝」なんて調べてみると、
かなり面白い知見が得られるはずです。
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さて、日本史選択者は、この表をどんどん拡大していけば、
「時代の流れ」が分かります。
文化史で言えば、美術史とつなげると、つながりが理解しやすくなります。
<表3>
今回は割愛していますが、外交史や儒学者の流れを書き足すと、
「時代の流れ」への理解が深まるでしょう。
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前回も言いましたが、大切なのは、
自分の手を動かして、自分を納得させてやること。
今回も参考のために、空白版を載せておきます。
これにこだわらず、A3の紙を一枚用意して、ざっと表を作ってみると良いです。
足りなかったら、紙を継ぎ足すなり、文字を小さくするなり、自分なりの工夫をしてみてください。
時間をかける必要はありません。
ただ、完成するまで、自分なりの工夫を楽しみながらやってみてください。
きっとあっという間に時間が過ぎて、知識が自分のものになっていることを感じられるはずです。
実り多い学習時間となりますことを祈っています。

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