「文学史」を学ぶ意味、というのは
「日本の文学にはこんな面白い作品がたくさんあるよ。
いつか機会があったら読んでね!」
ということなのだと思います。
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本当は、文学史で紹介される作品を全部読むことが出来れば良いのですが、受験生にそんな暇はなかなかない上に、読んでも内容を忘れてしまっては意味がありません。
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基本的な勉強法としては、自分で一覧表作って覚えるのが、
遠回りに見えて一番近道だと思います。
で、正直、早稲田慶応クラスの受験でもない限り、
細かい文学作品なんて出てきません。
なので、背伸びして細かいことを覚えるより、
基本をしっかり押さえておくことが重要です。
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中世(平安~室町)の文学は、特に基本が重要です。
どこまでを「基本」と捉えるか、という話になるわけですが、
表を作る時に、「絶対に覚えなければならない」というのを
「基本」と考えて作成し、それを覚えた上で、
他の作品を追加していくというのが戦略的でしょう。
これは、他の時代の表作成にも当てはまります。
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次に江戸時代の文学については、政治的背景を合わせて覚えることが重要になります。
「改革」によって弾圧を受ける作家がいるからです。
日本史選択なのであれば、この際に日本史の内容まで含めた一覧表を作っておくのが良いでしょう。
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最後に明治~昭和初期の文学については、「○○派」という名称がやたら出てきます。
試験でもそれが問われたりします。
なので各「○○派」毎に作家をまとめて整理するのが早道です。
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次回から、それぞれもう少し細かく見ていきましょう。

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