まずは、最初の1段落目を読んで、何についての話かを把握すること。
そして、下線が引かれた部分のある段落で、下線の引かれてない部分を読んで、下線部との対比表現がないかに気をつける。
で、本文に入るわけだけれど、これは、話を楽しめるかどうか、その余裕があるかが鍵になってきます。
いわゆる理系的な話、哲学的なトピックが選ばれていることが多いですが、素直に英語の問題として解けるようになっています。
もちろん、その話題を知っている方が内容の理解は早いですけど、何が出るかなんて分からない。
だから、普段から、知的好奇心のアンテナを高く張っておくことが重要です。
さすがに受験直前期だから、今から本をたくさん読んで、とは言えないけれど、本当は、高校生になったらしっかり新聞くらい読んで、いろんなトピックスに触れておいて欲しいな、とは思います。
必要な情報だけでなく、ある程度の雑多な情報もネットで得られる時代にはなっているけど、国際欄や経済欄、教育欄なんかで得られる幅広い知識、社説や一面コラム(「編集手帳」や「天声人語」)で書かれている文章のレベルの高さ、知見の深さ、こういうのは、ネット上で自分で得るより、新聞の方が簡単に高レベルのものが得られます。
これから変わっていくんだろうけどね。
遠回りに思えるかもだけど、実はこういう健全な知的好奇心を持っている生徒こそが、大学側の求めている人材なんです。

大学受験 ブログランキングへ
